『No.907 ワイルドさとチャーミングさの同居』 今日は娘の保育園のおゆうぎ会だった。先日の運動会は、家族でコロナに罹患し、参加できず...といった具合だったので、今日はがっつり参加。娘も張り切って、歌に劇におゆうぎに...と大忙し。 舞台に立つ娘を見て、しみじみ大きくなったなぁと感慨深げ。内気な娘にしてみれば、精一杯頑張ったんであろう。 おゆうぎ会を終えて、昼ご飯食べたら、急に寝だすし...疲れたんだろうね。お疲れ様でした。 そんなこの日の夕飯のメニューは…   ・すき焼き風煮   相変わらず葉物野菜が高いので白菜無し。大根やにんじんの薄切りやキノコでごまかし、牛肉も国産黒牛のすき焼き用なんて、夢のまた夢...ってことで、輸入牛の細切れで...でもいいのだ。そしてフランスはローヌのドメーヌ・オジルのグルーヴ2017年をお供に。シラー100%の一本。単一のシラーは久々だなぁ...なんてなことを思いつつ抜栓し、グラスに注ぐ。 香りの方は...黒果実系の果実香、ブルーベリーや黒スグリのようなワイルドな香りといったところか。そして一口...おっ、香り通りの味わい...ブルーベリージャムのような甘さとワイルドさが同居したようなそんな味わい。 どんな味わいだよ...と聞かれてもちょっと困るが。 果実の味わいとともに、胡椒のようなスパイス感とちょっとほのかにタバコの香り。邪魔するほどもないほのかさ。ワイルドさとチャーミングさが同居といったところかな。 この味わいでフレッシュ感もあるもんだから、進みが実に良い。そしてすき焼きの割下と妙にウマが合う。なかなか美味しいなぁ。互いにでしゃばらず、互いを引き立て合う感がいいんだよなぁ。 ドメーヌ・オジルが作るワインを何本か飲んだが、どのワインも食事と共に楽しめるのが嬉しい。僕はそういった手合いのものが大好きなわけで。 シラーってガツンとくる味わいのものが多く(あくまで主観であるが)、少し身構えてしまうが、これはあまり頭でっかちにならずにスッと身を任せられる...あ、だからグルーヴって名前なのかな？ そんなこんなで美味しゅうございました。ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ