■テイスティングノート 嫌な感じはなく、焼けたニュアンスとコンポートのような熟したニュアンス ■ドメーヌについて イタリア最南端、長靴のかかと部分にあるプーリア州。温暖な地中海性気候により日照量に恵まれ古代よりワインの産地として最も有名な土地。 ターラントにある "カンティーナ・リッツアーノ"は、1959年創業の協同組合。同社は、現在、協同組合に属する380のメンバーによって構成されている。 醸造は、恵まれた環境を活かし、高品質なワインを生み出すためエノロゴ（醸造家）が中心となり、伝統的かつ丁寧なワイン造りを行う。 通常はあまりにも商業的すぎて許されることはありませんが、歴史的に高品質なワインを醸すことで知られている為に、町名と組合名でもある「リッツアーノ」を、DOC名にも名乗ることを許可された非常に珍しいワイナリーです。 豊富な日照量が凝縮した果実味をもたらす一方で、風力発電が行われている風の強いエリアに程近く、朝晩吹き続ける風が寒暖差をもたらす。 濃く強いルビー色。熟れた赤い果実のまろやかさと酸味がバランスした心地良い赤ワインです。黒蜜のような濃さだけが特徴の単一なプリミティーヴォが多いのに対して、南イタリアらしい凝縮した果実味が口中に広がりながらも、キレのあるミネラル感が心地よい。

ひつじ、