久しぶりのシモン・ビーズは、サヴィニー・レ・ボーヌ・オー・グラン・リアール2020年を頂きました。1939年から79年に植樹された南向きの区画からのブレンドだそうです。 青紫かかったガーネット色。 黒系ダーク・フルーツに、バイオレット、スパイス等のしっかり目のアロマ。 アロマ同様にかなりしっかりとした骨格の果実味は、丁寧に抽出された感があり、程よい酸味の後に皮膜のように拡散するタニックな面持ち。余韻は甘く長く、少しヒートも感じ、少しローヌ系の印象が強い感じです。 1時間経過したところで結構果実が開いて来た感じで、もう少しピノ・ノワールらしく感じました。 翌日は少しまとまり感を感じますが、相変わらず凄いジャミーでスパイシー、タニックな凝縮感の果実味で、シモン・ビーズってこんな感じだったっけ？と思いましたが、美味しく頂きました。

Marcassin