ツールの第５ステージを観戦しながら。 裏ラベルにヴァントゥー地区のメルローと書いてある。 今日のスタート地点の近くなのかも知れないけれど、確証はない。 ともあれ、今日の舞台は南ローヌ。南ローヌ横断。 そこで南ローヌのふたつの地域のシラーとメルローをブレンドしたこちらのワインを用意。 いやー。これは若い。 酸味もタンニンももの凄く強い。 アルコールにもトゲがある。 まるで鉛筆の味と渋みしかしない。 このまま飲み進めるのでは、ワインにも申し訳ないので迷わずデキャンタージュ。 高い粘性。 カシスとプルーンが出現。 デキャンタージュによって甘味がはっきりと浮かび上がるけれど、タンニンは強靭で渋みは消えない。 荒々しくて、全体的なまとまりはない。 ザラつく感じがいつまで経っても消えない。 まだまだ熟成が必要なのでしょう。 あと５年くらい寝かせたら大化けの可能性あり。

Nora