珍品。チリカベの古酒。サンライズ、カベルネ・ソーヴィニョン97。 2000年。まだワイン４年生だった私はこのワインを何度もリピートしていた。97はちょうどその頃飲んでいたビンテージかと。２０年くらい経ったいま、飲んでみてどう感じるかという趣向。 サンライズは当時、新世界ワインとしては大ヒット。バカ売れの部類だったと思う。そして、記憶では2006年頃のことだから、04とか05くらいのヴィンテージの頃に、突如として薄い味になって美味しくなくなったと記憶している。 それでも、しばらくはスーパーやコンビニなどで売られているのをよく目にしていたが、ここ数年は私の住んでいる周辺では、あまり見かけなくなった。 また、2000年頃は1996など、少し前のヴィンテージが流通していたが、現在の現行ヴィンテージは2017。2005年頃からは造ったらすぐに売らないと間に合わないといった感じ。 97の頃はコルクでしたが、かなり前からスクリューキャップを採用。 いざ！ あのチリカベが、古酒感溢れるレンガ色^_^;。 実飲。淡い甘みのみ。タンニンなし。 やや紹興酒風味。 昔の面影はないが、２０年経ってもそこそこの状態なのは、元がなかなかだってことかな。現行ヴィンテージのサンライズＣＳなら、こうはならないだろう。 なお、2000年当時、私はサンライズのメルローも相当飲んだ。

Nora