ワイン | Dom. Hudelot Baillet Chambolle Musigny 1er Cru Les Cras(2016) | ||||||||||||||||||||
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私はブルゴーニュなら日照に恵まれず、雨が多かったりする“弱い年”が好きですね♡ 早飲みに適しているように思われがちで、事実そうなんですが、敢えて古いものを探すと「神さま、ありがとう!」と叫びたくなるようなエレガントの極みのワインに当たることがありました(遠い目…)。最近は濃くて逞しいブルゴーニュがスタンダードになって、もうそういう楽しみは得られなくなっているようで寂しいですねʕ⁎̯͡⁎ʔ༄
iri2618 STOP WARS
iriさん、そうおっしゃる方も多いですね^_^ そうなると探すのではなく出会いを待つ、というスタンスになりそうですね^_^
m.shingo
自然の恵みや気まぐれが、かなり直裁に反映されるところが、弱点でもありますが、ワインの楽しみであり面白さかな?と。やはり「出会い」のものですね☆
iri2618 STOP WARS
そういうところが人間らしい、とハマる人が多いのでしょうね^_^
m.shingo
ブルゴーニュの2016vtが良いと聞いたので確かめたくて。 もちろん一本飲んだくらいであーだこーだは言えないのだけれど。 このワインに関して言えば、良いとされるvtの特徴は出ているように思う。 非常にアロマティック、果実味もしっかり。ジャミーと言われないギリギリの濃い抽出。 アルコール度表示は13.5%だが、ほんとはもっと高いだろう。 エレガント、という表現はワインのクオリティ評価というよりは好みの軸に近いと思うが(勿論クオリティも高くなければその表現は出ないが)、このワインにその表現を使うかどうかは微妙なところだろう。 エチケットをじっと見つめて産地に想いを馳せればその表現も出やすくなるのかもしれないが、味覚にフォーカスすると言いたいことは山ほど出てくる。 今後は色々と変わってくるとは思うが通常ブルゴーニュで良い年とされるのは日照に恵まれた年。東向き斜面の多いコートドールにおいてはそれでバランスが取れるということなのかもしれない。 ただ、気候変動で気温条件等も変化してきている中で、本当に良い年とは何か、考えさせられる。 特にシャンボールミュジニーのような期待値を課せられた産地のワインについては、加減が難しいように感じる。日照の多い年がヴィニュロンズ ヴィンテージになる可能性もある。 比較で開けたボーグル PN15に比べると、ミネラル感、酸の綺麗さでは流石に勝る。ただ、この「良い年」を持ってしても果実の完熟感はボーグルに軍配が上がる。両方とも異なる性質だがスーボワがあり、レクラのスーボワが上品。 葡萄の熟度の関係で熟成を必要とするワインであるレクラ のストラクチャーが現時点では強めなこともあり、どちらがエレガントかと言えばボーグル 。勿論ブラインド前提だが。 4,5年は待つべきワインなのだろうが、それを脳内で補正すれば今でも十分楽しめる。 エチケットが重要なシーンでは、割安でクオリティもしっかりしており、お勧めワインだと思う。
m.shingo