仏ブルゴーニュ、ドメーヌ・ドニ・モルテの「2005 ジュヴレ・シャンベルタン・メ・サンク・テロワール」。 透明感のある赤色の色調。 香りにはフランボワーズ、シナモン、鰹節、森の下草。少し熟成を感じます。 味わいの果実は赤い果実。 奥行きや深みを感じる果実味と程よい酸味。 渋みがまだ残り、タールのような少し苦いニュアンスも。 豊かな旨みは熟成によるものでしょうか。 ブルゴーニュとしては濃厚で厚みがあります。 エレガントとか甘美という感じではなく、寡黙なまま美味しさを訴えかけてくる印象。 少し時間が経つと、鰹節のような旨みを感じさせる香りの塊まりのよう。 味わいにも旨みが増しました。

末永 誠一

小職でございます。 ドニの頃からメ・サンク・テロワールってあったのですね。 子の時代になってからもモルテ族とは縁遠く、今度こそいただきたいなと思っております。

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小職さん> たしかメサンクテロワールは2004では造らずに畑ごとの名前で出してて、2005は混ぜてメサンクにしてると思いました。 その年のブドウを見て決めてるのでしょうね。 先代ドニが最後まで手がけた最後のヴィンテージです。 何を思って造っていたのかなって、考えながら頂いてました。

末永 誠一