ドメーヌ・アルヌー・ニュイ・サン・ジョルジュ・レ・ポワゼ2005年を頂きました。 レ・ポワゼはNSG南部に位置する樹齢60年のピノ・ノワールで、0.57ha所有だそうです。 少しオレンジ掛かった濁りのあるルビー色。 熟した果実にレザーやスパイス、少しアニマル系の熟成香を感じます。 甘く澄んだ果実味にきちんとした酸味とスパイスが溶け込み、タンニンは溶け始めと言ったところでしょうか。エンドはミネラル感を感じ、長く熟成感じる余韻。 少しNSGらしいザラつき感も感じますが、半分くらい熟成の域に入った感じです。 ヴィンテージらしくボリューム感があり、粘性も感じられますが、時間と共にフレーバーがクリアになって来ました。 翌日はエレガントな方向に変化し、落ち着いたフルーツ感と素晴らしいミネラル感で、素敵な時間を過ごす事が出来ました。 2005年レ・ポワゼはヴィラージュですが、とても美しく熟成が進み、今後も未だ先がございます。それにしても近年のアルヌー・ラショーは物凄い高騰化と入手困難を極めておりますね。

Marcassin

ラショー、シャルルさん関係なく、バックヴィンテージも高騰してしますね(･_･; 05年NSGも、もうそろそろ出番でしょうか。

Nori81☆

Nori81さま ありがとうございます。 昔から定評のある造り手さんですが、何故か急に途方も無い値段になり、入手困難に陥る現象に少々理解に苦しみます。 2005年は多分ブルゴーニュ始まって以来のとても熟した果実のグレード・ヴィンテージと言われた年ですが、造り手によってその果実を上手くワインに仕立て、熟成するにつれて綺麗に熟成する造り手と、アンバランスになる造り手とで開きがある様に思います。 その点アルヌーのワインは美しく熟成していますので、飲み頃だと思います。

Marcassin