熟成カオールのまろやかさとエレガンス。 茶が入った色調。こんこんと香りが湧き上がる。ザラつくタンニンは既になく、滑らかで清らかな感触。カオールならではの腰がありつつ、アフターはやや儚く消えていく。表ラベルにMalbecと書きながら、裏はCotと記するところが可愛い。 銀座の「ラフィナージュ」で発見。ひたすら懐かしい。カルティエ傘下の安旨ワインとして、90年代後半、パリで良く飲んだ。一度ならず出掛けた南西地方の旅も思い出す。店で16000円は高過ぎるし、この額を出すなら、皆、ボルドー・ブルゴーニュを頼むだろう。でも、私には思い出代として払う価値があった。 蝦夷鹿の蒸し焼き、ポアブレードソースと共に。

Pasteur

これをパリの現地で飲まれたんですね(^^) 自分は昨夜05を飲みましたが、とても良いエレガントさを感じました！ ただもう少し熟成しても良さそうでしたので90年代を今、飲まれてるのは羨ましい限りです♪

YD

コメントありがとうございます! 日本でも意外なレストランにあるもんですね。05も熟成ポテンシャルが高いようで、見つけられたらなあ、と思うばかりです。

Pasteur