Rietsch Pinot Gris Nature
リエッシュ ピノ・グリ ナチュール

『No.696　目覚めの良いあなた』   金曜日。待ちに待った金曜日。今週は月火が休みってこともあって、いつもより楽チンなウィークディかと思いきや、やっぱしんどいや。 まぁ、とりあえず仕事終わりましたよっ的な感じで退社。スーパーに立ち寄り何か買おうかと思ったがめぼしい物もなく、そこそこに立ち去った。家に帰ってスパゲティでも茹でるか。 そんな今夜の夕飯は... ・モッツァレラを散らしたバジルスパゲティ そんだけ。今日はサクッと食べて美味しいワインをキュッと飲めたらそれで良いので。今日のスパゲティに合わせるのは、フランスはアルザスのリエッシュのピノ・グリ・ナチュール2012年。アルザスのワイン大好きとか言っていながら、なんだか久々。ご無沙汰しとります。それにしてもリエッシュのワインって、エチケットが秀逸なものが多いよなぁ。ワイン自体も好きだけど、エチケットで買っちゃうとこもあるからなぁ。 抜栓すると、フワッと香る素敵なアロマ。なんて目覚めの良いワインなんだろ。グラスに注ぐとアロマがより広がっていく感じ。花のような香り。なんだかうっとりするなぁ。少しトロピカルなフルーツ(バナナやらマンゴー的な)や、葡萄の皮のニュアンスも。そして一口...ほぉ、真ん中に豊かな旨味を感じる味わい。ほのかながらアクセントをしっかり感じる酸味と甘味。後味のグレープフルーツっぽいほろ苦さ。全体的には押しつけなくあくまで柔らか。うん、素直に美味しいと思える味わい。 今日のようなバジルスパゲティにはバッチリ合う。この味わいだと鶏肉のクリーム煮やムニエルなんかと合うんだろうな。それにしてもいい香りだなぁ。でも決して食事の邪魔をするほどではなく、あくまでさりげなくってのが実にいいんだよなぁ。 やはりリエッシュのワインはハズレなし(今のとこ飲んだやつでは)って感じ。ごちそうさまでした！

オステリアコマチーナにて、フレッシュ系、2本目

リエッシュの新着、ピノグリ・ナチュール。やや濃いめの黄色、還元的な雰囲気のなか蜂蜜の香りに菩提樹、石灰質のニュアンス。飲むと最初は硬く酸もやや尖った印象。きわめてドライで渋みすら感じる。どっしりとした余韻がありクリームソース系、白身のお肉など。