味わい |
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香り |
ワイン名 | Lingua Franca Tongue 'n Cheek Pinot Noir |
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生産地 | USA > Oregon > Eola Amity Hills |
生産者 | |
品種 | Pinot Noir (ピノ・ノワール) |
スタイル | Red Wine |
2018/08/11
(2015)
Lingua Franca Tongue'n Cheek Pinot Noir Eola-Amity Hills 2015 2016にワイナリー棟も完成し、行く行くはエステートモノをリリースすべく自社畑の葡萄樹も成長中。 これはその前段階の買葡萄によるもの。普及版と上級キュベ等がPNとCHのそれぞれで何種類かあるが、これは上級PNキュベ、ということになる。(これよりお高いものもある) 2015なのでまだ若いが飲み頃の入口には入っているようだ。後述する強烈な要素の割には丸みが感じられ、完成品の香りがする。 上質なPNに求められる数多くのアロマが非常に強く香る。抜栓直後から。ブルゴーニュなら大絶賛され、ニューワールドなら人工的と言われるだろうと容易に想像できるレベルで。 このワイナリーのストーリーを知る人ならエチケットを見ながら飲むべきワイン。そうでないならブラインドで飲むべきワインだろう。古酒が好きな方には若いエキスが強すぎて向いていないかもしれないが。 2015はアメリカ西海岸全体にとっては歓迎すべき気候だったかもしれないが、オレゴンのPNにとってはやや暑すぎる年。よってヴィニュロンズヴィンテージと呼べるかもしれない。 ただ、エオラアミティヒルズの冷涼アドバンテージや、その地の葡萄を使う作り手はハイレベルな方ばかりなのを考えると、このリングアフランカが特別なのかどうかはよくわからない。 どちらにしても、テロワールを損なうような過熟感は感じず、スケールの大きさを感じる出来になっている。 無理に日本で売る必要のないこの手のワインは、今は入手は楽だが輸入が止まるのが怖い。 アロマが強すぎて全くフードフレンドリーではない。これを合わせるには腕の良いシェフとソムリエの助けが必要だと思う。
2019/05/28