KWV The Mentors Pinotage
ケイ・ダブリュー・ヴィ メントーズ ピノタージュ

2015 KWV メントーズ　ピノタージュ ステレンボッシュ ウェスタン・ケープ/南アフリカ 毎月13日は「キャンティ・クラッシコの日」ですね！ ええ、覚えていますとも…しかし、毎年10月の第2土曜日は「国際ピノタージュの日」∑(ﾟДﾟ) 本年2018年は先週の土曜日、10月13日がその日に当たりました。残念ながらCC飲んでる場合じゃないですよ٩( ᐛ )و この日のために選んだのは、ちょっと良いピノタージュ。KWVの上級ライン「メントーズ」の2015年産です。 2014まではWOコースタル・リージョンとなっていましたが、2015はWOステレンボッシュに変更となっており、インポーターのバックラベルはWO表示のところが貼り紙されています(笑) ググってみると2014までのメントーズ ピノタージュは、ステレンボッシュ産が85%、パール産が15%となっていたようですが、2015からステレンボッシュ産100%となったようです。 「師」や「良い指導者」といった意味を持つMentors（メントーズ）。KWVとしても自信を持ってリリースしたラインのようで、瓶の形状もスペシャル仕様。重く、底の凹みが深いプレミアムワイン用と思われる瓶となっています。 「こりゃ気合い入れて飲まねば！」と思わされるオーラがビンビン出ていますね∑(ﾟДﾟ) 瓶についてもうひとつ触れておくと、このワイン、最近の南半球ワインの標準仕様になっているスクリューキャップです。 外観は非常に濃いガーネット。ピノ系のワインという印象がないくらいの濃厚さ(笑) 香りは、最初に濃厚な沸かしたてのミルク((((；ﾟДﾟ)))))))続いて備長炭(*_*)そしてインク(//∇//) いやはやコレはとんでもないワインでしょう(爆笑) 口に含むと、これまた難儀なワインですねー。墨汁のような炭のようなニュアンスが強烈です。果実感はスミ塗りされていて見えない感じ…。 しばらく、お手軽ミモレットと合わせていただいていましたが、ミモレットの苦味が墨と炭に重なって、なかなか厳しい味わいに…。 最初のミルキーな香りからの類推で、ここまでボルドータイプのグラスでいただいていましたが、どうにも相性がよろしくないようです。 ブルゴーニュタイプのバルーングラスにチェンジしてみました♪ あらららら、こちらはバッチリじゃありませんか⁉︎ 香りは濃厚なスミレ！ ようやく焦点の合った果実の香りはダークチェリーやブラックカラントのような黒系果実。 スミのニュアンスは焙煎の効いたコーヒーやシガーのようなスモーキーな方向に、少しだけほぐれました。 味わいも、香りと同じような方向に解れ、実力の一端がわかります。 スミの味わいから純度の高いビターチョコレートへ(笑)。甘さは全然、感じません！濃厚で膨大な酸を含んだ強烈に凝縮された果実の味わいも唐突に出現します。ヤッホーイ٩( ᐛ )و 以後、時間の経過とともに、すべてが柔らかく円やかで滑らかに変化していきます(　ﾟдﾟ) が、この変化、3日ぐらいかけて楽しんでください。なんだ、美味しいじゃないですか(苦笑) いやあ、このワイン、開けるのがちょっと早かったみたいですね(爆笑) セラーに余裕のある方は、あと5年ぐらい放ったらかしにしておけば、複雑で果実感に富んだピノタージュの素晴らしい魅力に出会えると思います。 このワインの面白さに合わせて、ブライアン・イーノの『Another Green World』を聴いています。 このアルバムも、いまでこそ傑作中の傑作という評価を不動のものにしていますが、1975年の発表当時、どれだけの人が理解して受け入れていたのか…。 ワインでも音楽でも「本当の価値」が理解されるためには時間が必要なことがありますね⁉︎ そんなことに改めて気付かせてくれた「ピノタージュの日」に感謝☆

重厚ボトル。お尻の穴も深い。

ワイン会 南ア編 ここからの赤ワイン、当日の写真がありません｡ﾟ(p'д`q*)ﾟ｡ 紐付けされたら、参加者のMさんの投稿をご覧ください⁈ タンニンが滑らかでボリュームも程よく、バランスの良い美味しいピノタージュだった… 記憶Σ(*ﾟｪﾟﾉ)ﾉ

南アフリカのワインはコスパが良くて美味しい♡

ちょっと甘い。。。

果実味が豊かで酸は丸く、どっしりとした濃厚な味。タンニンも程よく、非常にバランスがよく、美味しい。 あっという間にひとりで一本を平らげてしまった！

濃い～

初めてのピノタージュ。南ア特産らしい。 甘さも酸味も、果実味もスパイシーも全部あって美味しい！