Jérôme Chezeaux Vosne Romanée 1er Cru Les Chaumes
ジェローム・シェゾー ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ レ・ショーム

3.9

抜栓直後から期待できる感じだったがその後の奥行きはあまりなく2時間も持たずに終わってしまった。 状態が良くなかったのか？

オー・マルコンソールとクロ・デ・レアの間に位置するヴォーヌ・ロマネのプルミエ・クリュ、レ・ショーム。クリマ名「Chaumes」の由来は、フランス語で藁という意味の「chaume」や石灰質という意味の「calcaire」など諸説あるそうです。 ジェローム・シェゾーが所有する区画は斜面上部のラ・ターシュに隣接する絶好の立地で、グラン・クリュに近い石灰含有量の土壌なんだとか。 ブラックチェリー、黒すぐり、スミレのベーシックな香りに、八角、クローブのオリエンタルなアクセント、仄かにアーモンドの余韻。酸は綺麗に流れ、タンニンはしっかり。優雅さと力強さを兼ね備えたワインです。

来週予定されていたワイン会「第1回ﾁｷﾁｷユニユニさんにピノノワール以外の品種を飲ませてあげよう選手権大会」が、サーズツー感染拡大の影響で延期となりました。 残念ですが、今は国民が一丸となってウイルスの蔓延を防ぎ、拡大を遅らせ、医療崩壊の危機を回避するとき。前向きな延期と捉えたいと思います。 というわけで、今週末は外出を極力控えておうちでワイン。 ジェローム・シェゾーは、昔、アルパカのピノノワールが買えず、その替わりに村名のヴォーヌ・ロマネを開けた思い出がある造り手さんです。なんじゃそりゃ。 レ・ショームにあまり良い印象がなかったのですが、これはすごく品があって良いワインでした。 お値段も通常の村名ヴォーヌ・ロマネ以下で買えますし、ジェローム・シェゾーは財布に優しい素敵な造り手さんですね。

軽やかで飲みやすいけど、酸味も少なく深みのある赤。色は若干茶褐色で、バランスの取れた味わい。

ヴォーヌ ロマネ。たまには少し贅沢を。樹木や土の香り。湿り気を帯びた香りの余韻が好き。味わいは若々しい酸味をしっかりとしたタンニンが包み込むようでバランスが良いかと。熟成後も楽しみになりそうなワインでした。

2005は良すぎる年であったせいか、2016の今でもまだ固い感じ。10年後に飲みたかった。

ジェローム・シェゾー飲み比べ② 一級畑レ・ショームのもの。 先ほどのより、飲みごたえあるなー。 グラスに注ぎたては、ツンとした感じ（アルコールの感じではなく、ツンデレのツン笑）でしたが しばらく置くと少しチャーミングさが出てくる感じ（＾＿＾）☆ こちらも、まだまだ若い。 ちなみに、「まだまだ若いけどいやじゃない」感じは、先ほどの普通の畑のほうが強い。 早飲みしてもオッケーなのが普通の畑で、何年か寝かせて楽しむのがこちらの畑かな。