Dom. Ruet Brouilly Cuvée Vieilles Vignes
ドメーヌ・リュエ ブルイィ キュヴェ ヴィエイユ・ヴィーニュ

ガメイ。色は濃いが味はガメイらしいさっぱり感（中間がスルッと滑って後味に少し苦味）。2009ではあるが、果実香も残っている。 和食にも合わせやすそう。

まず、普通は絶対に買わないガメイ。 ブルピノと間違えて買ってしまったワインですw しかしそこそこの値段ですから、期待感もまあそれなりにある訳です。 しかして…。 グラスに注ぐとガメイらしい濃いルビー色。 香りはベリー系のやや甘いのですが重くはない、華やかな香り。 味わいは、ガメイ特有の嫌な甘さはありません。 溶け込んだ柔らかなタンニンと少し甘く感じられる果実味。 ある意味ガメイの良い所が味わえるワインですね。 でも、同じ価格でブルピノとどちらを選ぶかと言うと…。 やはりブルピノですね。

2017年と2009年のボジョレーの飲み比べ。 続いてドメーヌ・リュエ、8年前の2009年もの。2009年11月中旬と言えば、勢いで申し込んだ初のフルマラソンを3週間後に控えた頃。 ガメイを寝かせるとピノに化ける（かも）と聞いていたので期待していたが、1本目よりかなり良いものの、ガメイはガメイや。 寝かせたとあって茶褐色、優しいバニラやストロベリーの香り。しかし、味は9年を経て薄くなったのだろう。軽い酸味とタンニンを感じるのみで、余韻はない。

かき氷のイチゴシロップのようなかわいい香り 色は古さを感じさせる色あせた茶褐色。 軟口蓋が少しだけ熱くなる感覚の酸味のあとに渋みがやってくる。 ピノといわれればピノだな、と思うけど、余韻は少ない。

A.O.C. BROUILLY ボジョレーのブルイイ ガメイ100% 2006年

2,850円

私は熟成したガメイが好きなのでこのワインも好みではあります。 スミレの香りや木苺の香りは熟成により土っぽくなり始めるのが最高に良い状態ですがまだこのワインはその途上。 まだ若さの方が勝つ。 ワインとしては悪くないが如何せんタンニンが弱すぎて個性にやや欠ける印象。豚の野菜を使った煮込み料理には合うと思ったがもう少しタンニンが必要でした。 あと2.3年経過すると華やかな香りが取れ、いい状態になるのかも知れませんね。