Balazu des Vaussières Cuvée Valériane 2011
バラズ・デ・ヴォシエール キュヴェ・ヴァレリアーヌ

素晴らしい！ナチュール系が登りつめている感じです。 5年以上前に雑誌で高評価の見知らぬワインを2本購入していて、1本はすぐに飲んでしまっていました。もう一本は区切りの10年を待ちただいまオープンしました。高評価を信じて長い月日を待ちましたが、さて、 うおーん、官能的とも言える梅ミンツ、このようなドライな梅ミンツはナチュール系のワインでたまに感じます。しかし、10年の歳月を経て、ほんのりトゲを包む優しさもあり、総合的に全く尖ったところが無いナチュル。ベリー系の香水ではなく、芳香剤の柔らかい香水という印象です。 注いだ時の若干鬱蒼としている緑紫のそれこそ若い生命の香り、とてもフレッシュな赤紫蘇、あぁ、好みの香りでは無いのに、ここまで見事と感じるワインは正直意外。ただ、以前開けた時の方向性はそのままなんです。ポテンシャルがうまく昇華しましたね。 味わいは柔らかめな酸味と細かな軽めのタンニンと薄いヴェールを纏ったブランデーのような感じ。上品で奥深い、まだ先がありますね、10年先はホントに至高かも、てな期待すら感じさせるイイ出来と思います。 あまりに心地よいナチュールだったのでネットで探してみましたが、もう売っていないのですねコレ。残念だなぁ。

パーティーオープン七本目？ 順番怪しいが、ヘロヘロになりながら開けてしまったやつ。 とある雑誌でAAA評価の上をいくS評価を受けていたもので年産900本とかで、エチケットも個性的でいてもたってもいられず購入していたもの。ビオディナミで、SO2不使用とのこと。 色合いがまずブラウニッシュ、若いのに驚き。香りはドライラズベリー、ドライストロベリー、ドライハーブ、シェリー、バルサミコのニュアンス、若草の酢漬け。 味わいがまた優しくて、香りにあわずキレイな甘さがある、少々のタンニンとともにしっかりとした飲みごたえ。面白いワインだなこれ。 結構残ってて、三日目にじっくり味わっています。

タベルのグルナッシュso2無添加。たしかガレージワインだかなんだかで金なくて無農薬。薫りは芳香味は果実味が強くタンニン控え目。まろやかな一方若いカベルネっぽい青臭さ。飲み頃じゃないかも

昨晩のラピオッシュでの3杯目は、南フランスのグルナッシュ主体の赤☆ ローヌの超南でラングドックとの境目ぐらいの地域だそうです。 赤い果実に還元臭が混じった香りで、甘濃ゆいけどタンニンは控えめ。