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2.5
ピノ・グリージョ(グリ)の旅・その136 2019 オー・ボン・クリマ ヒルデガード サンタ・マリア・ヴァレー サンタ・バーバラ カリフォルニア/USA 土曜日のワイン。 ご近所の和食屋さんで家族3人の晩ごはんを済ませた後、ウチでまったりワインタイム。 ごはんを食べながらいただいたのは、菊正宗の熱燗と麦焼酎のお湯割りでしたので、ワインもある程度パワーのあるものを…との発想で、ABCのヒルデガードを開けることにしました。 品種構成はピノ・グリ55%、ピノ・ブラン40%、アリゴテ5%という古典ブルゴーニュ・ブラン・ブレンド。 ワイン名の「ヒルデガード」は、あのシャルルマーニュ大帝の妻の名にちなむんだので、このセパージュは、かつてコルトンの丘に植えられていた白ワイン用の品種を踏襲したものだそうですから、遊び心に富んだワインといえるかもしれません。 「遊び」といえば、このワインのグリ/グリ比率は50%を超えていますので、今回は、グリ/グリの旅ワインとして扱いたいと思います。 長い前置きはここまでで、ワインのコメントへ移ります。 外観は、かなり淡いライトゴールド。素晴らしい輝度があり、グラスの中で発光しているようなキラキラ感があります。 グラスからは、ヴァニラや木質系の芳しいフレーバーが立ち上がり、樽音痴な私でもハッキリ感じる、樽たるタル〜の存在感。 次いで、洋梨や白桃、グレープフルーツの皮のコンフィ、フレッシュ・ハーブ、ナッツやアーモンドの香ばしさ、黄色い花、生姜、あっさり系の蜂蜜の香り、そして石灰のようなミネラルのニュアンスを感じます。 口に含むと、リッチなボディに、穏やかな酸とドライながら柑橘系とは少し違う、洋梨とかストーンフルーツを思わせる果実の旨み。 とても若いワインですが、硬さやトゲトゲした感じはなく、しなやかなタッチ。 グリ/グリっぽい苦みや塩味が、クッキリとしたワインの輪郭をかたどっていて、全体に締まった味わい。端正な印象のワインですね♪ シャルドネとはまったく異なる個性のワインながら、カリフォルニアらしさに加えて、なぜかブルゴーニュらしさまでしっかり感じる楽しい体験をさせてもらいました。
iri2618 STOP WARS
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ピノ・グリージョ(グリ)の旅・その136 2019 オー・ボン・クリマ ヒルデガード サンタ・マリア・ヴァレー サンタ・バーバラ カリフォルニア/USA 土曜日のワイン。 ご近所の和食屋さんで家族3人の晩ごはんを済ませた後、ウチでまったりワインタイム。 ごはんを食べながらいただいたのは、菊正宗の熱燗と麦焼酎のお湯割りでしたので、ワインもある程度パワーのあるものを…との発想で、ABCのヒルデガードを開けることにしました。 品種構成はピノ・グリ55%、ピノ・ブラン40%、アリゴテ5%という古典ブルゴーニュ・ブラン・ブレンド。 ワイン名の「ヒルデガード」は、あのシャルルマーニュ大帝の妻の名にちなむんだので、このセパージュは、かつてコルトンの丘に植えられていた白ワイン用の品種を踏襲したものだそうですから、遊び心に富んだワインといえるかもしれません。 「遊び」といえば、このワインのグリ/グリ比率は50%を超えていますので、今回は、グリ/グリの旅ワインとして扱いたいと思います。 長い前置きはここまでで、ワインのコメントへ移ります。 外観は、かなり淡いライトゴールド。素晴らしい輝度があり、グラスの中で発光しているようなキラキラ感があります。 グラスからは、ヴァニラや木質系の芳しいフレーバーが立ち上がり、樽音痴な私でもハッキリ感じる、樽たるタル〜の存在感。 次いで、洋梨や白桃、グレープフルーツの皮のコンフィ、フレッシュ・ハーブ、ナッツやアーモンドの香ばしさ、黄色い花、生姜、あっさり系の蜂蜜の香り、そして石灰のようなミネラルのニュアンスを感じます。 口に含むと、リッチなボディに、穏やかな酸とドライながら柑橘系とは少し違う、洋梨とかストーンフルーツを思わせる果実の旨み。 とても若いワインですが、硬さやトゲトゲした感じはなく、しなやかなタッチ。 グリ/グリっぽい苦みや塩味が、クッキリとしたワインの輪郭をかたどっていて、全体に締まった味わい。端正な印象のワインですね♪ シャルドネとはまったく異なる個性のワインながら、カリフォルニアらしさに加えて、なぜかブルゴーニュらしさまでしっかり感じる楽しい体験をさせてもらいました。
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