ワイン | La Licenziana Barbaresco Vicenziana(2020) | ||||||||||||||||||||
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つい、社食でランチ中に読み込んでしまい、号泣系のところで思わず声を上げて笑いそうになるのを必死に堪えましたっ!爆笑 そうですよ、誰しも当初は、ネッビオーロのタンニンと、上から目線の?インパクトに、たじろぐケースが見受けられると思います。 私もかつて、そんなこともありましたし、 その味わいにおいては、こんなのあり?って、慣れないお客様のクレームになった経験もあります… あー ネッビオーロ飲みたくなりました〜 良きワインですねぇ〜
hitomii
hitomiiさん ありがとうございます♪ 見た目が大好き♡で、香りも基本的な味わいも好きなのに、あの「上から目線」なタンニンに耐性がなく、割と最近まで敬遠しまくっていました…。 初心者向けのワイン入門書なんかには、バローロが「王のワインにしてワインの王」なんて紹介をされていて、必ず飲むべしなんて推されていますが、「劇薬注意」の但し書きをつけるべきだと思いますね(笑) そういえば、あの渋みは渋柿の渋みと共通するものがありますね⁉︎ 干し柿の要素が感じられても、不自然ではないかも?
iri2618 STOP WARS
2020 ラ・リチェンツィアーナ バルバレスコ ヴィツチェンツィアーナ ピエモンテ/イタリア 金曜日のワイン。 Da Masaさんのポストを見て、久しぶりにネッビオーロを飲みたくなりました(笑) 開けたのは、「知る人ぞ知る」バルバレスコのクリュワイン。 バルバレスコ最北端のクリュ、ヴィツチェンツィアーナ/Vicenzianaです。 つくり手のラ・リチェンツィアーナ/La Licenzianaのワインをいただくのは初めてで、そもそも、このワインが、いつわが家にやって来たのか? も、ハッキリした記憶がありません(苦笑) おそらくセット売りの中の1本…。 輸入元のHPをチェックすると、こちらが現行ヴィンテージなので、ここ1年ぐらいの間に到来したものと思われます。 HPによれば、クリュ・ヴィチェンツィアーナは、「バローロに比べやや砂質が多い、バルバレスコの中にあって、石灰質が強いクリュ。北東向きでタンニン分が強く、強い構造を持つワインが生まれる」区画なのだそうです。 ちなみに、ワイナリーの名前であるリチェンツィアーナは、クリュ名のヴィチェンツィアーナのピエモンテ方言とのこと。 このつくり手、輸入元曰く、「知る人ぞ知る、どころか地元でも全くといって良いほど知られていない造り手」なのですが、それもそのはずで、「オーナーのシルヴィオ・ジアメッロ氏はサロンや試飲会などにも出品せず一切販促活動をしていません。そのためネット上でも情報がほとんど出てこない、小規模な生産者」なのだとか。 ヴィチェンツィアーナの畑は、タナロ川を臨む東向きの斜面で、脇に森を擁する独立した環境で、川からの風が通り抜ける理想的なテロワールだそうです。 斜面の上部は粘土質でバルベーラが植えられ、石灰質土壌の斜面の下部にネッビオーロが植えられ、こちらがクリュ・ヴィチェンツィアーナになるのですが、私としては、畑の上部でつくられる、クリュ・バレベーラに興味津々ですね(笑) このワイン、外観は少し茜色が入った淡いガーネット。透明度と輝度が高く、非常に唆られる見た目です。 グラスをくるくる回すと、ラルムが猛烈に流れ落ちてくる「号泣系」ワイン(苦笑) 抜栓の瞬間に、スミレのような紫の花の香りと、赤い小粒な果実香が弾けました! ベースの香りはサクランボのジャムやプルーン、デーツのような甘くセミドライな感じの果実香。 花椒やスターアニスみたいなスパイシーさや、黒土や日向の埃(ほこり)のようなミネラル感もあって、香りの要素に面白い拡がりがあります! 時間差で、レーズンやプルーンのようなドライフルーツの風味がより強くなりますが、日本人以外には理解しづらい干し柿みたいなニュアンスもありますね⁉︎ 口に含むと、フレッシュフルーツのそれとは少し趣きの異なる、ドライフルーツ由来のような、純度と強度の高い旨みが全開です‼︎ 特に、干し柿みたいな旨みが強く、とても「エキシー」な味わいだと思います。 旨みは強烈ですが、味わいとしては、辛口の方のドライなタイプで、香りに感じたスパイス感も、味覚要素として、しっかり感じられます。 口あたりはまろやかですが、舌の奥や脇の辺りをキュッと修練させ、口の中をカラカラに渇(かわ)かすような、強くドライなタンニンの効き具合に、ネッビオーロらしさを感じます(笑) バローロとバルバレスコの「つくり」に関して、「古典派」「モダン」の二項対立的な分類をよく見かけます。 このワインにその分類を適用すると、味わいの傾向としては、濃厚&ストロング→ポテンシャルに期待?みたいな、「モダン」タイプではなく、薄旨&エキス系→但しタンニン強し!の「古典派」のバルバレスコだと思います。 パワフルな個体の多い「モダン」タイプに比べれば、あからさまにエレガントな味わいだと思いますが、それでもあの「渋み」を忘れないところは、「ネッビオーロみが強い」としか言いようがありません(苦笑) 以前は、個人的に、このドライなタンニンの渋みに耐性がなく、ちょっとした刺激に右往左往していたものですが、数年かけて強化に取り組んだおかげで、最近では多少のタニックさなら心地よいと感じるようになりました。 このバルバレスコ、めちゃくちゃ美味しいです♡ いろいろ「廻り道」して、迂遠なレビューになってしまいましたが、要するに、素晴らしいつくり手によるユニークで素晴らしいワインだと思います✨
iri2618 STOP WARS