シャンボール・ミュジニー 1er ピノ・ノワール 2003年 S$110 ドライフィグやカシスジャム、スーボワ、皮革、コーヒーゼリー、サラミ、甘草や八角、仄かに醤油、養命酒、ドライフラワー。 口に含むと、丸みを帯びた優しい黒系ベリーの甘やかさと優しい酸味。 そこに、香りにも出てる仄かな苦味を伴うスパイスが加わる。 収斂味はほとんど気にならないレベル。 エキスは過不足無くエレガントなバランスを保ち、甘やかさが優勢な..ややまったり感のあるミドル。 熟したタンニンの甘みにトリュフの様な旨味や大地感が調和した余韻。 この余韻が非常に長く、30秒くらい口内に留まる。 まず、色んな香りがします。 フローラルなそれとはちょっと違って、土っぽい大地香..ある意味メルローの熟した香りに似てます。 酸はやっぱり低めかなっても思いますけど、きっと若い時はもっとフルーツ由来の甘さが優勢だったのが、エージングによってフルーツ感が落ちてバランスする方向に変化したんだろうな〜って感じです(^ ^) そして何と言っても余韻。。。 横と縦に膨らむシームレスなエネルギー感。 ブドウの秘めたる力を感じますね〜。 この子はアタリのボトルでした〜♪

Toshio Iimura