出来が悪かったとの判断で、グランクリュも全て村名に落として出荷したという事で話題になった、ルロア０４（赤のみ）です。 そんな話題に乗って、村名としてはとても高価だったにも関わらず、普通ルロアのＧＣ物なんて絶対買えないからと結構買ってありましたが、これが最後のルロア０４（赤）です。 １本試しに飲んで長くは持ちそうでは無かったので、どれも早めに開けましたが、このＢＢＲからのが残っていました。（実は残っているとは思わなかった） 薄く濁った色調、開栓直ぐは酸が目立ち、明らかに他のヴィンテージとは違いますが、今まで飲んだ０４の延長として理解できます。 確かこのボトルを注文したとき、「お勧めしません」と言われたのを憶えています。その時には既に何処かのルロア０４を開けていたので、様子がわかった上でのオーダーでしたが、、 色々弱い所はありそうであっても、やはりルロアのワインはテイストの端々が精妙で複雑で、今まで飲んだ他のルロア０４と同じく私にはとても楽しめました。 ちなみに、このルロア２００４年村名赤ワインで一番良かったのは、シャンボール・ミュジニーでした（残念ながら、１本しか飲んでいません）。

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