Damijan Pinot Grigio写真(ワイン) by iri2618 STOP WARS

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REVIEWS

ワインDamijan Pinot Grigio
評価

2.5

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
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詳細
シチュエーションショップ
飲んだ日2018-09-24
飲んだ場所自宅
買った日
買った場所トスカニー
購入単位ボトル
価格帯5,000円 ~ 6,999円
価格
インポーターエヴィーノ

COMMENTS

iri2618 STOP WARS

ピノ・グリージョ(グリ)の旅・その49 MV(2015&2016)ダミアン・ポドヴェルシッチ ピノ・グリージョ フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア/イタリア 悲しいお知らせがひとつ届いたと思ったら、待望の嬉しい連絡が漸く届くという、感情の振れ幅の大きい1日でした。 おりしも本日は中秋の名月。大切な人への別れと、大切な家族の旅立ちを思い、自然派のワインを開けました。 外観に触れる前に、生産年について。 レビューの表記をMV(2015&2016)としていますが、これは「完熟」の2015と、「冷涼」の2016をアッサンブラージュしたもので、前回生産した2013(完熟)&2014(冷涼)に続く、二回続きのマルチヴィンテージワインとなっています。 インポーターの資料では、「寒い年には美しい酸と骨格を持つけど、香りやヴォリュームのかけたワインに。暑い年には溢れる果実味と香り、ヴォリュームを持つけど、酸や骨格の弱い厚ぼったいワインに、、。単一ヴィンテージで表現することを無視し、この相反するヴィンテージを混ぜることで、「完全なバランス」を持てるのでは?そんな考えから始まったピノグリージョ」とのことです。 さて、中身に入る前にもうひとつ寄り道すると、コルクはDIAM30の50ミリ。最近、ブのワインを引き当てたばかりのこの身には、頼もしく思える刻印です♪ 外観はまるっきり赤ワインライクな、少し黒みが入った淡いラズベリーレッド。少し寒い年のブルゴーニュのピノ・ノワールみたいです。 「脚」は力強く止むことなく現れては走り去っていきますが、涙だと思えば、滂沱として止まらずという状態。今日の気持ちとしては涙の方ですね。 香りは穏やか。熟したゴールデンデリシャスみたいな黄色系の林檎、ラズベリー、蜂蜜、蜜蝋、べっこう飴、白いスパイス…複雑ですが、キレイにまとまってひとつの香りになっている印象。 口に含むとさらにまとまりがよく、継ぎ目のない滑らかさと赤ちゃんの頬っぺたのような柔らかさ、外と内の境目がなくなるように身体に浸み込んでくる滋味溢れる味わい。 優しい酸も目立ちすぎないタンニンもすべてが適正にあるべきところに収まっている感じで、このワインは味覚や嗅覚で捉えるべきではなく、心で感じるべきワインだなと、今日の私には感じられました。 わが家の狭いベランダからも月が見られましたので、あまりインスタ映えしない1枚を(苦笑) 真ん丸の月を眺めながら、逝った人を想い、しばらく日本を離れる家族のことを思う静かな夜。聴いているのはシューベルトのピアノソナタの21番。ヴァレリー・アファナシェフがECMレーベルで1985年に録音した傑作です。 無人島に持って行くアルバムを10枚選べと言われたら、かなり高い確率で候補に入れるはずの一枚です。 この曲自体がシューベルト自身の死の直前に完成されたせいもあるかもしれませんが、濃厚な死の影を感じさせる曲想にもかかわらず、孤独に寄り添い、恐怖に打ち勝ち、絶望の中に希望を見出し得る音楽の力を心の深い部分に刻み込むような素晴らしい演奏だと思います。 無人島でひどく頼りない気持ちになった時、孤独な魂を救って慰めてくれるのは、きっとこんな演奏と空の星や月ですね。 生死が別れても、そして遠く離れていても、あなたと同じ月を見ているよ…そんな気持ちに相応しいワインと音楽。今日見た月のことは、この先もきっと忘れないでしょう☆

iri2618 STOP WARS

L

大切な人との永遠の別れと 暫しの別離の報せがあったのですね。 後者は嬉しさと寂しさ半々ですかね。 いつも素敵なワインの 素晴らしいレヴューを読ませて いただいておりますが、今夜のワイン その味わいの表現、音楽のお話しも いつにも増して心に響く 素晴らしい1つの読み物として 堪能させていただきました。 このワインもいつか探し出して 飲んでみたいと思います。

takeowl

L

いろんなことの交錯する1日だったのですね〜このダミアンが癒してくれるといいのですが… 私も同じシューベルト聴き始めました。中秋の名月に乾杯✨

-

L

takeowlさん お察しいただき、ありがとうございます。訃報の方はこの半年で3人目でした。90代、80代、70代と続きましたので、特に今回の方にはまだまだお元気でいていただきたかったこともあり、つい感情的になってしまいました。待っていた知らせは娘に関することでした。そちらの方はお祝いでもあり、このワインで乾杯しました! 探す価値のある素晴らしいワインだと思います。ぜひ味わってみてください☆

iri2618 STOP WARS

L

miho_vinoさん 21番には素晴らしい演奏がたくさんありますが、その中でもこのアファナシェフ盤は群を抜いて美しい演奏だと思います。最初は、異常とも思われるほどの遅いテンポに面食らうかもしれませんが、一度でも聴いたら、これ以外のテンポは考えられなくなります(笑) エモーショナルな演奏というと早弾きを反射的に思い浮かべますが、深く強い感情を表現するのには遅いピッチの方がむしろ向いているのではないか? そんな驚きすら覚えてしまいますね。このダミアンのPGも強く深く、そして優しく心に響く素晴らしいワインでした☆

iri2618 STOP WARS

L

アファナシエフの97年の録音は持っていますが、80年代にも21番を録音しているとは知りませんでした。 聴いてみたい演奏です。 ブラームスの間奏曲にしてもシューベルトにしても、音が響いていても、静謐だと思わせる演奏だった気がします。

bacchanale

L

bacchanaleさん 私は逆に97年の録音を知りません(*_*) 90年代や00年代はポストロックやワールドミュージックばかり聴いていて、このジャンルがすぽんと空白です(苦笑) この85年録音を聴いて以来、他のどんな素晴らしいと言われている演奏を聴いても心がピクリとも動きません。はじまりから静謐の極みのような録音ですが、最後の最後に大ドンデン返しの仕掛けが明かされ、初めて聴いた時は2度びっくりしましたΣ(-᷅_-᷄๑) 是非是非お聴きください☆

iri2618 STOP WARS

L

月とワインと音楽と… 哀しくも素敵なレビューですね。 私も昨年夏にお別れがあって、しばらくvinicaをお休みしました。とてもワインをあける心境ではありませんでしたが、iriさんの様に哀しい時も喜びの時にも 人生の傍らにワインがあるなんて素晴らしいと思いました。 また、シューベルトもいいですね。私はショパンの別れの曲が昨夏のお見送りでした。 これからもワインと共に人生を過ごしてゆきたいですね…

marie.

L

marie.さん 拙いレビューに過分なコメントをいただき、ありがとうございます。marie.さんにも哀しいお別れがあったのですね。ワインには、素晴らしい芸術作品と同じように、とても深いところで人のことばやこころと繋がる何かがあるような気がします。自分ではわからない、その何かを探すために、私はワインを飲んでいるのかもしれません。あ、ワインを飲むための、ただの言い訳ですね(苦笑) marie.さんとショパン、納得の組み合わせです♪ でもワインを飲むときは、できればいつも喜んでいたいですね☆

iri2618 STOP WARS

L

早速探して購入して、聴いてみました。終始、仄暗いロマンティシズムに支配されている演奏ですね。これにはまってしまうと抜け出せないって気持ちもわかる気がしました。 最後の方で、大きくテンポを揺らすのも印象的でしたが、これがライブ録音だというのにも驚かされました。 こちらの演奏で22分台の第一楽章は、97年の録音では28分台で演奏されていて、こちらの録音よりも聴き手に集中力を求めつつも、低体温症の一歩手前の体温しか感じられないような演奏です。賛否両論分かれる演奏ですが、機会があればお試しくださいませ。

bacchanale

L

bacchanaleさん こちらの演奏も賛否両論の録音だと思いますが、私はこれがあれば十分で、他は必要ないかなあ? 最後の拍手は、何回聴いていても未だにビックリします(苦笑) あの音量も心臓に悪いですね☆

iri2618 STOP WARS

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