甲斐ブラン2017 ヴォータノワイン 説明文 「深い琥珀色で、ビワ・薬草に似たしっかりとした果実香。程よいタンニンとビターな味ととろりとした甘味感じ、大人向けトロピカルフルーツのよう。味の濃い中華・和食にうってつけです、その上ウォッシュチーズにも負けません。」 そろそろ飲まないとと思っていた一本。琥珀色(アンバー)の表現にも幅があるけど、写真よりはオレンジが濃く見えて淡いべっこう色とか…、色の割に粘度が軽めで若干瑞々しいイメージを受ける。 香りは開け立てて揮発酸の感じが強いのとミネラルの硬質さ。オレンジ色の果実香で放散的な甘さではなく芯の硬さを感じるので杏とか、果実分より核となる部分が大きくて説明文の枇杷はとても的を射た表現…。紹興酒的なニュアンスが大いにある。 アタックはしっかりしてるし、せっかちな酸とアルコール…。タンニン感があって13%のアルコールも表示より強めに感じる。 熱量と頑固さのあるドンシャリなワインとでも言うべきか。 甲斐ブランは甲州×ピノ・ブランで、甲州にフルーティーさと酸をブーストしていると言うよりはピノ・ブランに耐病性を追加してる感じなのかな。今回甲州のニュアンスは感じられなかったけど、甲斐ブランの中でも甲州らしいワインもあるのかどうか…。収穫が遅めだった可能性もあるし、考えがまとまらない。

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