しばらく飲んでいなかったドメーヌ「ジャンテパンショ」の赤ワインが飲みたくなって、ショップへ赴く。鍵がかかっていた(いつもはかかっていない)セラーを開けてくれた。じっくりは見ず、プルミエにするか迷ったが、下級の優等を選んだ。 コルク柔らかく香り良好。注ぐと香りが立つ。深い紅紫色、芯は黒々としていて、淵は薄褐色。プラスピンク。しそ、プラム、ブルーベリー、コーヒー、スパイスの香り。足しっかりめ。 落ち着いている綺麗な酸味、苦味、茎の味。渋味を持った余韻が長い。バランス良い。 素朴でスパイシーでダイレクトな味わい。少しすると、まとまり始め、果実味が現れる。シトラスの皮のような苦味も良い。シソがメインの、フルーツとハーブ、スパイスの香りに魅了される。複雑に何層にも折り重なっている。抜栓から40分経つ頃には、森の中にいる気分になった。そして美しい。 僕の知っていたパンショじゃない！と思ったが、よく考えたら、今までよりハイクラスなのだった… しかし何故か高いのを飲んだことが無かった。次は、更に上のグレードでお会いしましょう。また逢う日まで〜。 食べ物: 村上牛ローストビーフオニオンガーリックソース&黒トリュフポテトフライ&ブルーベリーチョコレートムース(燕三条Bit)←神がかって最高‼︎、合鴨スモークとチーズとオリーブのマリネ PS. 後から知ったが、アンシャンは樹齢百年越え(1903〜)とのこと。2018年の時点で115年だ。 PPS. 瓶の底の一杯分を冷蔵庫で保管して、次の日のお昼に飲んだ。苺ジャム感が足されてチャーミングだ。ボロネーゼに黒トリュフポテトチップスを添えて戴く。最高評価とさせていただきます。

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