『No.723　フレッシュさとほんのりのビターさ』   昨日は祝日だったので、実家に帰った。母は毎度の事ながら、食べきれないくらいの量の料理を振る舞ってくれる。なんだか申し訳ないような気持ちになったり。 当然食べきれない量の料理はタッパーに詰め込まれて持ち帰りとなるわけで。懐事情と時短の意味では大変ありがたい。ほんと母には感謝。再来週じゃがいもを植えるので、手伝い要員になってしまったが...まぁ、親孝行の真似事でもしなくてはだ。 そんな今夜の夕飯は... ・煮物 ・チーズチキンカツとエビフライとローストチキン いやはやほんとありがたや。そして今夜はフランスのマス・クトゥルーのクラッセ2017年をお供に。大好きな作り手マス・クトゥルー、赤だけどミディアム系って事で、今日の食事にも合うんじゃないかな...って事でセレクト。 ちなみにセパージュの方は... ・シラー→50% ・グルナッシュ→40% ・ムールヴェードル→10% といった具合。抜栓しグラスに注ぐと色合いは濃くはない感じの赤さ加減。香りの方は...葡萄系やちょっと黒目の果実の香り。ほんのり紅茶的なニュアンスも。そして一口...あぁ、じゅんわりくるなぁ。アタックは少し強めのような気がするが、フレッシュさとフルーティさも手伝って、するするっと飲めてしまう。いいなぁこの感じ。 香り通りの黒果実と葡萄のしっかり目の果実味に、ほんのりカカオ的なニュアンスかフレッシュでありながら、ちょっとビターな飲み口。決して重たくはないので、この絶妙な加減もまた良し。煮物やローストチキンと合うなぁ...進むなぁ盃が。 それにしても和食の極みというか家庭料理の鉄板と相性抜群なのは実に嬉しい限り。もう少し濃いめの角煮なんかだとより相性いいんだろうなぁ。あと豚や鶏を味噌につけて焼いたりなんかしたら、これまた合うんだろうなぁ。 実家の母の料理に舌鼓。そしてクラッセにも舌鼓♬ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ