外観は明るいルビー色で、エッジは薄い。典型的なマスカット・ベーリーAのフォクシーな香りに加えて、カシスの新芽と言うんでしょうか、若い緑のニュアンスも感じます。口に含むと、どこかしょっぱさというか、スパイスのようなタッチが。思わず「あれ？」と感じてしまいました。 さて、このワインですが、ブドウの産地はなんと千葉県。八街市(やちまたと読みます)で獲れたブドウを、"Kisvin"で有名なシャトー酒折さんが醸造して造られました。地元の銘酒を多数取り扱う酒屋「いまでや」さんが千葉駅に出店した際に、たまたま駅ナカで見つけたものです。 正直なところ、ワインはまだ育ち盛りというか、未成熟でフルーティーさに欠ける印象でした。ただ、個人的には千葉県の方をおもてなしする際に是非とも味わって頂きたいと思います。千葉で育ったブドウで造られたワイン、これからが楽しみですね。今後のポテンシャルに期待したいところです。

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