フランス ラングドック カリニャン 2014年 スモモ、ドライアプリコット、オレンジピール、八角、ドライローズ、仄かにバルサミコ。 口に含むと、少しむせ返るくらいに刺激的な酸味が印象的なアタック。 相対的に果実味は控え目に感じる。 収斂味はザラつかず邪魔にならない。 中間は熟成由来の？いぶし銀的な出汁系の旨味や梅シソに加えて、少し野性的な紫ベリーや毛皮のニュアンスも。 酸は余韻の頃には落ち着いて全体と調和。 甘酸渋にナチュラル旨味とワイルドさが一体となったフィニッシュ。 蝋キャップは粉々に砕け散り、全体の半分ほど湿ったコルクからは雑巾のような？臭いが漂う… 抜栓直後は不穏な空気が流れましたが、液体は健全でナチュラルど真ん中！って感じですね〜 南ローヌはアルデッシュのナチュラルワインに似たベクトルかなぁ！？ ググって見ると樹齢100年のカリニャンだとか！ だからなのか？酸の出方や野性的なニュアンスは個性的に感じます。 2日目には少し酸が落ち着いて更にバランス良くなりました！ 最近飲んだ中でキャラが似てるのは、昨年9月に飲んだジェラール・シュレール ピノ・ノワール19vtかなぁ。 ワイン飲み慣れてる酸性人にはハマる味筋かと♪

Toshio Iimura