久しぶりに家飲みで大好きなアメリカのジンファンデルを開けました。調べてみると”ジンの女王”と言われる「キャロル・シェルトン」です。テロワールを反映させたジンファンデルに特化したレーベルで、アメリカ国内で多くの賞を受賞しています。キャロル・シェルトン女史は「最も多くのメダルを授けられたワインメーカー」と評されています。キャロル・シェルトン女史は、彼女の母が作っていたハーブやスパイスを使用して「香りを識別する」ゲームを自分で作り遊んでいました。６歳の時のことです。キャロルは香りの類まれなセンスを幼少の頃から持っていて、ゲームとして遊びながら新しい匂いを考え出すことで高度な熟達した方法を自然と学んでいきました。これが彼女がワイン業界を目指すきっかけになりました。ＵＣデイヴィスに入学。オーク樽で熟成するワインの素晴らしい香りに惹かれました。「風味のかすかな違いを敏感に感じ取れるようになったのはあの頃の影響」と述べています。卒業後はロバート・モンダビなどでワイン造りに携わりました。また、”カリフォルニアワインの育ての親”と言われる、あのアンドレ・チェリチェフ氏からワイン造りを学びました。１９８１年ソノマへ移住。ソノマの小規模なワイナリーで働き始め、その後１９年間このワイナリーで４５種類のワインを様々な試行錯誤を繰り返し愛情を持って造り続けました。その中でもテロワールを端的に表す最たる葡萄であると悟ったのがジンファンデルでした。２０００年エンジニアだった夫ミッチ・マッケンジーと共にジンファンデルにフォーカスしたブランド「キャロル・シェルトン」を立ち上げました。３大女性醸造家の１人、ミア・クラインは有名ですが、キャロルも禅の精神を重んじています。スペクテータ年間トップ１００でキャロル・シェルトンの２０１１年ワイルド・シングが８９位（ＷＳ９０）にランクインしましたとのこと。やっぱりお肉との相性はバツグンですね！

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