アルザス リースリング 2011年 S$69 (85-16) ドライアプリコットやハチミツ、マロングラッセ、白い花、アーモンド、仄かにカモミールや灯油香も。 (香りのイメージから甘やかさを想像して)口に含むと、シャープな酸味に一瞬驚く。 追ってマンゴーの様なフルーツ。 何より支配的なのは、金属っぽい？ミネラル。 重心をより低くする感じ。 中盤からはこのミネラルが前面に出て、相対的に酸は中庸に、フルーツは控え目に一歩下がる。 余韻は圧倒的に長い。 硬質的な乾いたミネラルが白胡椒の様なスパイスを伴って口内を長く支配する。 リースリングの特徴を調べると、「シャープな酸味」って出てくると思うんですが、(リースリング初心者の自分は)今までそんなリースリングにはほとんど出会ってませんでした。 そう言う意味で嬉しい出会い(^ ^) そしてミネラルがギッシリ。 フルーティーなリースリングとは別物ですね(^_^;) どっしり重たく、料理が負けちゃう感じです。 凝縮して目が詰まってて、隙がないエキス感。 これがあと10年熟したら…スゴいと思います！

Toshio Iimura