イタリア中部のトスカーナ州、レディ・ブリアーノ ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ リゼルヴァ2012。アッサンブラージュはサンジョヴェーゼ/カナイオーロ・ネーロ。 色味はエッジがやや退色したオレンジがかったルビー、香りはブラックチェリーのバランスに、ブルーベリーのニュアンス、タバコ、リコリスのスパイス香。 飲み口は中庸な重さの口当たり、淡い果実味になめらか酸味と溶け込んだタンニン。 2022と10年が経過したものだが、少し枯れた感じの、やや輪郭に欠ける霞がかった印象。もしかしたら個体の問題？あと非常に細かい粒子のような澱が舞うため、取り扱いは要注意。 DOCG・Vino Nobile di Montepulciano、いかにもブドウはモンテプルチャーノに思えるが、実はそうではなくモンテプルチャーノは地名。ワインの試験に出そうな引っ掛けだが、あまりにマイナーなネタなので出そうで出ない。

TKR