イタリア中部はトスカーナ州、グラッタマッコ ボルゲリ・ロッソ2020をグラスで。カベルネ・ソーヴィニョン50%、カベルネ・フラン20%、メルロー20%、サンジョヴェーゼ10%。 色味は濃いルビー、香りはブルーベリーのバランスにブラックチェリー、軽くバルサミックなニュアンスにバニラとリコリスのスパイス香。 飲み口はやや重めの口当たり、フレッシュでふくよかな果実味に爽やかな酸味、タンニンも厚みがあるが粗さはなく、ほぼボルドーブレンドながらするりと頂きやすい美味いワイン。 スーパータスカン発祥の地と言えるボルゲリの地において、サッシカイア/オルネライアと並び三大ボルゲリと言われるグラッタマッコ、そのセカンドともいえるワイン。 サッシカイアに次いで(オルネライアよりも早く)ワイン造りを開始しており、エチケットに地域名のBOLGHERIをデカデカと書けるのは、法規制が始まる前からボルゲリの名を冠すから。 味わいも良いうえに、サッシカイア/オルネライアに比べると知名度が低くお値段もお値打ちな、穴場ワイナリー。

TKR