とてもミネラリーで酸も高く、凛々しい味わい。 冷たいナイフや川底の石をイメージさせる前半。デキャンタしても、すぐは解れず。曖昧さはなく、鋭利な酒質。魚介が豊富なコースに、そこそこ合わせやすいかな、とは思う。が、飲み頃は遥か先。長距離選手だ。 パリの「クラランス」にて。ワインリストは評判ほどではない。自社モノ以外、飲み頃、熟成モノは少なく、レアなモノもない。オーブリオンのファン向け。料理も日本風味に頼った中途半端なイノベーティブと古典の混ざり合いで、3つ星は無理ぽ。同系だと、六本木のスプートニクの方が半額で美味しい。

Pasteur