アルゼンチン中西部のメンドーサ地区ヴィーニャ・コボス フェリーノ マルベック2021。マルベック100%。 色味は紫がかったガーネット、香りはブラックベリーのバランスに柔らかなブラックペッパーのスパイス香、ややプルーンのニュアンス、革香、バニラと樽香。 飲み口は厚みある口当たり、やや熟した感のあるふくよかな果実味に、厚みあるが柔らかなタンニン、酸味はなめらかだがバランス良い。 スパイス感やがっしりとした骨格だが、全体的にはまろやかな厚みのフルーティな印象。それでいてそこそこの複雑さや綺麗な酸味があり、するすると喉を通る。 人で言えばイケメンソフトマッチョなワイン、炭火で焼いた赤身肉が良く合いそう。 4月下旬だと暖かい日も多くなるので、がっつりした赤ワインとは疎遠になってくる。が、そんなことはお構いなしに4/17はマルベック・ワールド・デー(MWD)で、由来はアルゼンチンに最初の農業学校が設立された日という、なかなか一方的な理由。 そんなWMDにあやかって評価の高いマルベックを開ける、美味し。

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