「ルメール・フルニエ」 ニコラ・ルナールが責任者を務めていた伝説のドメーヌです。 僅か3年間の歴史。 ウルティムは゛収穫の最後の最後″という意味で、2003年が最初で最後の極上甘口ワイン。 タルトタタン、柑橘のマーマレード、白桃のコンポート、発酵バター…もう数えきれないほどのものが溢れ出てきます。 女性的で優美で優雅。 抵抗出来ない、したくない、引き寄せられてしまう甘い蜜。 シャトー・ディケムと遜色ないと紹介していたお店もありました。 こんなに美味しい…涙が滲みました。 飲んで何年も経ちますが、色褪せず、風化することなく、胸に焼き付いています。 ニコラ・ルナールは表舞台に帰ってきたので、再び、これと同じ感動をくれるワインが出てくるかもしれません。

ジュゼッペ