シャブリの飲み比べ ミネラル感がある 師匠のソムリエの弁 シャブリの土壌は牡蠣の化石がゴロゴロ出てくる石灰質、火打ち石系なニュアンスのあるキンメリッジャンが中心で、一部ポートランディアンの土壌もあります。この土壌で作られるシャブリは、石灰質系かつ硬質なミネラル感を感じ、味わいの後半には岩塩を舐めたかのような塩味を感じることがよくあります。 (シャブリの中にはキンメリッジャンではなくポートランディアン土壌のものもあるので、シャブリの全てが上記の通りというわけではありません) 一方、プチシャブリは、シャブリと同様に強い石灰質土壌ですが、こちらはキンメリッジャンではなく、ポートランディアンと呼ばれる少し質の違った石灰質土壌で、この土壌から作られるワインは、チョークを思い出させる石灰質の印象はあるものの、シャブリ程硬質な印象ではなく、比較的しなやかな味わいで、シャブリに比べて果実味を感じることが多いような気がします。 しかし、この比較も、できれば同一生産者かつ同一ビンテージで比較してこの、その違いをよりしっかりフォーカスできるものだと思います。

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