2013 ボデガス・アバニコ　シンフォニア・ヴィンテージ・コレクション・シャルドネ オリンピックが終わって、なんとなく虚脱感が続いています。競技そのものを見るのも楽しかったのですが、それ以上に楽しみだったのが、試合後の選手たちのコメントでした。 勝者の、喜びの声に胸が踊ることもありましたが、それ以上に、「グッドルーザー」と呼べる、勝者を讃えつつ、自身が試合を心から楽しみ、競技の魅力や奥深さを伝える、敗者の含蓄のある言葉に、胸を打たれることの多い大会でした。 本当に心に響く言葉は、残念ながら、日本人以外の選手たちから、より多く発話されていたように思いました。 しかし、日本の選手たちは、なんであんなに謝ってばかりいたのでしょうか？この点は、実に不思議というほかありません。 閉会式の不粋な日本アピールの演出と併せて、大いに興醒めな点でした。 さて、ワインに戻りましょう（笑） 昨日飲んだワインですが、スペインのシャルドネです。 外観は、澄んで輝きのある、ゴールドがかった少し濃いめのイエロー。やや熟成感あり。 ガラスをぐるぐる回した後、脚は比較的早くに落ちてきます。粘性は、ちょっと弱そう。 香りは、見た目通り（？）黄色の果実、黄色の花。グレープフルーツ、花梨、アプリコット、パイナップル、黄桃、見事な黄色のグラデーションです。 カラメルやミント、火打石のようなフリンティなミネラル感もあります。 味わいは、円やかで優しく滑らか、酸も穏やかで、ボディはやや厚め。突出した要素のない、とてもバランスの取れたワインですね。 暖かな産地のシャルドネらしさ、なのか？熟成感なのか？ なかなか判断が難しいところがありますが、シンフォニアという名前に相応しい、いろいろなパートが上手く調和してハーモニーを奏でるワインです。

iri2618 STOP WARS