2012 カンティーナ・テルラン　ジーベナイヒ　メルロー・リゼルヴァ　シュッド・ティロル　トレンティーノ・アルト・アディジェ/イタリア 11/28・らりるれメルロー大会@Da Masa 第3のメルローは、私の持ち込み。 北イタリアの南チロル地方のメルローです。 実は私、この会を「イタリアメルローの会」だと思い込んでいまして、過去にいただいたことのあるイタリアン・メルローの中から持ち込みワインを決めました。 このテルランのメルローは、7年前の2016年の12月に、2013年をポストしていますが、とにかく開かない、ガッチガチのワインで、魅力の一端に触れられるようになるまで、3日を要しました。 ただ、開いてからの魅力の全開ぶりがまた素晴らしいものでしたので、いつかまた飲もうと思っていたワインでした。 たまたまネットで良さげなヴィンテージのものを見つけたので、今回の持ち込みとなりました。 抜栓して、恐る恐る飲んでみると…硬ったぁッ！ 飲めないわけではないですが、相変わらず人見知りなタイプ(笑) 全量デカンタージュを依頼しましたが、マサさんの提案で、結果としては、半分をデカンタージュ、残り半分はボトルに残して、それぞれの変化を見ましょう、ということになりました。 いやあ、流石です。 ワイン好きなら、かくあるべしですよ！ 焦って全量デカンタージュを考えた私が浅はかでした。 実際に飲み比べてみると、瓶直のワインもグラスの中で健気に花開かせようと懸命な様子がわかりますし、時間を置いてきちんと開いたデカンタージュ組の「大化け」ぶりも、比較することで、より大きな驚きと感動をもって納得できます。 今回のテルランも、最初のうちは、モーレツな塩対応ならぬ「炭」対応 （香りと味わいに備長炭のニュアンス・笑）でしたが、「やればできる子」であることが確認できました。 やはり素晴らしいワインです。 ところで、ワイン名の「ジーベナイヒ」ですが、最初は畑名だと思っていたのですが、実は村の名前でした。 オーストリアとの国境近くにあるテルラーノの町のすぐ側（そば）にあって、何と紀元前3世紀からワイン造りの伝統がある村だそうです。 こういうワイン会というのは、ホント、いろいろ勉強になりますね！

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