NV シャルル・エルネー　カルト・ブランシュ　ブリュット　エペルネ　モンターニュ・ド・ランス/シャンパーニュ 木曜日のワイン。 本日は銀座に所用があり、なんだか歩き回った1日でした。 帰りがけ、東京駅のデパ地下で晩ごはんのベースを仕込み、カブのお味噌汁とパプリカの甘酢炒めをプラスしてサクッとディナータイム。 私にしては珍しく、まずビールで喉を湿してから、真夏日の休日の〆に相応しく、シャンパーニュを開けることにしました。 某ネット酒店の毎月1日限定の3本一万円「福袋」の中の1本。 品種構成は、ピノ・ムニエ40％、ピノ・ノワール30%、シャルドネ30%ということです。 外観は、微かに緑のトーンが入った淡い麦わら色。泡のキメは細かいですが、出力は低めで持続性は明らかに弱いですね。 香りは、オーソドックスなレモンっぽい柑橘系に赤リンゴ、白い花、微かな蜂蜜のニュアンス、ブリオッシュの香ばしさ。 口に含むと、柔らかい泡の刺激が何とも上品。　 キレイな酸と瑞々しい果実味、穏やかな旨みのワイン。 ホッとするような優しい甘さ、バランスの良い味わいで、程々にチョーキィで塩味ベースのミネラルが心地よいです。 主食は穴子巻きやトロたく、海鮮チラシなどのお寿司でしたが、この優しい味わいがちょうど良い組み合わせで、ごはんもワインもグイグイ進んでしまいました(笑) ああ、今日も良い休日でした♪ 　　　　　　　　　　　　★ 所用で立ち寄った銀座教文館で美しい本を見つけ、思わず衝動買い。ヨーロッパの写本文化を素晴らしいサンプルとともに纏めた一冊は、やはりワインを飲みながら、感嘆のため息と共に眺めるのが正解ですね。 もう一枚の空の写真は、昨日訪れた原宿駅手前のススキ越しに空を眺めた写真。雲の真ん中に小さく写っているのは、着陸体制に入った羽田行きの飛行機です。 肉眼では巨大に見えているのですが、夜空の月を撮った時と同じく、スマホのカメラでは点のようにしか写りません…なぜでしょうか？

iri2618 STOP WARS

素敵な本に出会われましたね♪秋の夜にワインを飲みながら眺めていたら、時間を忘れそうですね！ 都会の空も素敵！ 月もそうですよね！目の前の月はとっても大きいのにスマホで撮るとあれっ？てなります…？？？

盆ケン

盆ケンさん　コメントありがとうございます。ワインの良いところは、美味しくて酔っ払って気持ち良くなるだけじゃなくて、見た目や香り、味わいが「美しい」ところだと思います。自然の恵みと人間の技術の合作として、本当に美しい生産物だと思います。他のお酒も同じですが、ワインがいちばん自然や風土（まとめてテロワール・笑）の関与度が高く、人の力ではどうにもならないところがあるのが、また魅力的です。美術品や音楽と併せて楽しむ時に、思わぬ相乗効果を発揮するのは、アートの美しさの中心が人工のものであり、ワインの中のテロワールが補完的に働くのかな？と思います。なぜこんなことを書いているかというと、この本の中のフランスの時祷書（ベリー公のいとも豪華なる時祷書など）とこのシャンパーニュの相性が格別に良く、ケルトの書やリンディスファーン福音書などの聖書群の相性がいまひとつだったからです。試しに、シングルモルトをそちらに合わせてみたらバッチリでした！やはり、同じ風土同士で響き合うものがあるのでしょう(๑˃̵ᴗ˂̵) 簡単に返信しようと思ったのに、なんだか長々したものになってしまい失礼しました(>_<)

iri2618 STOP WARS

目から受けとる感動と舌から受けとる感覚がマリアージュしたんですね！ そこにテロワールが関係してるのではなんて、素晴らしい見解♪ いつもご丁寧にありがとうございます！

盆ケン

盆ケンさん　好きなもの同士の組み合わせが、単純な足し算ではなく、掛け算や複雑な多項式になったりするのが面白いですね。マリアージュについては、考えれば考えるほどわからなくなることもありますが、「なぜ？」を考えることで感じる楽しさや、見えてくるものがあるようにも思います(๑˃̵ᴗ˂̵)

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