ピノ・グリージョ（グリ）の旅・その66 2002 クメティエ・シュテッカー シヴィ・ピノ　マセレイテッド ゴリシュカ・ブルダ プリモルスカ/スロヴェニア 南半球、しかも世界最南端の産地まで突き進んだグリ/グリの旅は、北半球、旧世界の伝統的産地、スロヴェニアに戻ります。 イタリアの白ワインの聖地、フリウリのコッリオとひとつながりの丘、ブルダの生産者、クメティエ・シュテッカーの醸しと酸膜酵母によるシェリータイプのオレンジワイン。 オレンジワインというと、最近の流行で新しいチャレンジしたワインという印象がありますが、この地域では、かなり古くから行われてきた伝統的なスタイル。 外観はオレンジのトーンの効いた淡いサーモンピンク。分子が細かく密でトロリとした印象。美しくたおやかな見た目です。 グラスからは、酸膜酵母の働きによる爽やかなシェリー香。 干し杏、柑橘類のドライフルーツ、ノワゼット、焼き栗、黄色い花、ヨード、ピート香も漂ってきますね♪ 似ているものといえば、やはりフィノなどのシェリーになりますが、あの焼けた感じのニュアンスはなく、もう少しフルーティで冷涼感のある香りです。 味わいは…深いです！ スミマセン、私の拙い言語能力では上手く表現できませんが、非常になめらかでクリーンでピュアでエキシーで、旨みを結晶化したような味わいです♡ これは素晴らしいワインです。 グリ/グリらしい苦味もあり、柑橘感漲る凄い美味しさ！ このワイン、シェリーっぽさ故に敬遠する方や、受け入れられない方が多分いると思いますが、実にもったいないですね。 この味わいの素晴らしさは、シェリー嫌いの方にこそ体験してもらいたいなぁ、と思います。 ただ、抜栓すぐだと、まったくこの素晴らしさは実感できません。 このレビューを書いているのは、抜栓から4日目になりますが、香りも味わいも、見た目の色合いまですべてが変わっています。 この素晴らしいグリ/グリを、ひとりでも多くの方と共有できるよう、願って止みません( ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

iri2618 STOP WARS

iriさんの力の入ったポストを見ると、ついつい買いたくなってしまいます！

糖質制限の男

糖質制限の男さん ワインをほったらかしにしたおかげで、素晴らしいワインに出会えました。ものぐさもたまには役に立ちますね♪

iri2618 STOP WARS