『No.1050 口当たり良さと飲みごたえ』 またも、昨日の話。 結婚してから使い続けてきた炊飯器が壊れてしまった。家電って急に壊れるんだよな。 でなわけで、クリスマス関係の用事を色々済ませながら、家電量販店に出向き、ようやく購入した次第。 ただ色々家電を見ているうちに、そういえば冷蔵庫をそろそろ買い替えなきゃだなぁ…いや待てよ、洗濯機もヤバくないか…電子レンジもそろそろ…と考えだし、今後に不安を抱かずにはいられないわけで。 メリークリスマス… てなわけで、この日の夕飯のメニューは… ・ミートパイ ・マッシュポテトの生ハム巻きと野菜 ・牛肉と大根のさっと煮 ・トマトソースのスパゲティ クリスマスってことで妻が色々こさえてくれた。ミートパイは以前購入に家族に好評だったものを。そしてフランスのアンヌ・グロのクレマン・ド・ブルゴーニュ・ブリュット・ラ・ファン・アン・ピュルNVをお供に。せっかくのクリスマスなんで、泡物なんかをいただいたりしちゃって。セパージュはシャルドネ40％、ピノ・ノワール40％、アリゴテ20％といった具合。 抜栓し、グラスに注ぐ…淡い黄金色にシュボシュボときめ細やかそうな泡。フワッとシトラス系の柑橘の香りが感じられるかな。そして一口…うん、実にジューシィでクリスピー。見事な果実味、そしてコクのある味わい。 先程申したシトラスの味わいに、桃やフルーツ漬けのシロップ、時折トーストや焼き菓子のような風味も感じられたり。あとは少し強めの酸味が、果実味や甘味をキュッと締めつつ味わいにまとまりを感じさせる作り。 なるほど、実にエレガントでチャーミングな味わい。美味しいなぁと素直に思える味わいだ。マッシュポテトの生ハム巻きと非常によく合うなぁ。ハムの程よい塩気に寄り添う果実味と酸味。そしてきめ細かでクリスピーな液体が心地良く喉を過ぎていく。 そしてスパイスが効いたミートパイにも合わないわけがない。ミートパイ自体が濃い味付けでないからだろう。このクレマンに実に良く合うなぁ。 そんなこんなで美味しくクリスマス料理をいただけたことに感謝。口当たりよく、そして飲みごたえのある、このクレマンにも感謝。ごちそうさまでした。

カリヤカ・ズノリ