今日はお祝い。 初めて飲むが僕にとって特別なボトル ドメーヌ・ベルターニャのシャンブルタン1990 あんまり有名ではないかな、1988からコンサルタントが変わり頭角を表してきた。 長命な感じはないが王のワインたる堂に入った素晴らしいワイン。英霊溢る気配に畏れつつも杯を進める。 ブルゴーニュの赤の中では個人的にリシュブールとシャンブルタンが二大巨頭(ロマネコンティとエシュゾーは別枠)なのだが期待は裏切らない。 ストラクチャーのイメージとしては十分な横幅と奥行き重視で高さをゆっくりと伸ばし続けるオープントップの野球場のよう。しかし脳溝を満たしその向こうに魂の剥離を感じる層もあるので感知できていない構造があるやもしれない。 熟成を経ても尚、我こそが王であると主張する英霊の芯強き様に☆4.8 シャトー・ド・クロ・ド・ヴージョのシャンブルタンしか飲まなかったナポレオンの性格がうかがえる。

Kenfandel