イタリア トスカーナ ピサ サンジョヴェーゼ、カナイオーロ 2001年 プラムやカシスのジャム、リコリスやナツメグ、紫やピンクの花、トリュフ、ヨードっぽさ、仄かにクリームやダージリン。 口に含むと、程よい酸を伴った紫系フルーツの甘やかさが印象的なアタック。 アルコールも強めに感じてドライでボリューミー。 フルーツの甘みと熟した旨味、それに程よい塩味が調和してエキスが充実してるミドル。 収斂味はほぼほぼ溶け込んでいて滑らかな舌触り。 アタックからの暖かみと熱量がそのまま余韻まで真っ直ぐに、雑味なくクリーンなキャラ。 イタリアらしい？陽気で力強い部分と、エージングから獲得した熟したタンニンの甘みがしっかりと楽しめる一本でした！ アルコールからの膨らみとも相まって、柔らかい甘やかさが小気味良く横方向に膨らんでいく感じ。 まだ枯れたニュアンスは前面に出てないのでもっと寝かせられそうですけど、自分はこれくらいの果実味が枯れる前が好きかな(^ ^) キレイに熟したサンジョヴェーゼは美味しいですね♪

Toshio Iimura