Dom. Daniel Rion & Fils Côte de Nuits Villages Le Vaucrain(2010)
評価
3.5
味わい
ボリューム
軽い
重い
タンニン
控えめ
強い
甘み
ドライ
甘い
酸味
まろやか
シャープ
果実味
スパイシー
フルーティ
香り
詳細
シチュエーション
飲んだ日
2022-03-01
飲んだ場所
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買った場所
購入単位
価格帯
価格
インポーター
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Côte de NuitsのLe Vaucrain。ヴォークランといえばニュイサンジョルジュの一級畑Les Vaucrainsだけど、この日飲むのはニュイサンジョルジュの南、コンブランシアン村のクリマのもの。アペラシオンはCôte de Nuitsで、このクラスで畑名が入るということはそれなりに知られたクリマだということが推定される。アペラシオン・ニュイサンジョルジュ最南端の一級畑、Clos de la Maréchaleのすぐ近くにある(つまり優れた畑)ということがネット販売店の売り文句。確かにすぐ近くなんだけどよく地図と航空写真を見るとお隣というよりは裏手。コンブランシアン村はワインよりも石灰岩が硬くなって大理石のようになった石が名産の村。硬い岩盤が迫っているためコートドールの中でも一際畑の面積が(南北に細く)少なくなっているところだ。畑のすぐ近くにまで採石場か迫っていて見るからに表土が薄そうなところ。ヴォークランの語源は痩せた土地というのも納得がいく。というかそのままという感じ。ちなみに一級畑のほうは複数形で今回のは単数形。意味の違いはあるのだろうか。ネットを見るとジャド社がドメーヌものとして出していて多くの畑を同社が持っているようだ。
前置きが長くなってしまった。以上のようなテロワールへの期待と好きなヴィンテージの2010ということで少しは期待して開けてみた。ワインは真っ当なブルゴーニュというところか。感嘆する出来栄えとまではいかないが、旨味も十分、おおらかな印象とブルゴーニュ・ピノの繊細さ。期待過多でなければそれなりにいいワインだと思う。それほど肩肘張らない落ち着いたビストロでゆっくり楽しむのに向いているだろう、と思う。
Côte de NuitsのLe Vaucrain。ヴォークランといえばニュイサンジョルジュの一級畑Les Vaucrainsだけど、この日飲むのはニュイサンジョルジュの南、コンブランシアン村のクリマのもの。アペラシオンはCôte de Nuitsで、このクラスで畑名が入るということはそれなりに知られたクリマだということが推定される。アペラシオン・ニュイサンジョルジュ最南端の一級畑、Clos de la Maréchaleのすぐ近くにある(つまり優れた畑)ということがネット販売店の売り文句。確かにすぐ近くなんだけどよく地図と航空写真を見るとお隣というよりは裏手。コンブランシアン村はワインよりも石灰岩が硬くなって大理石のようになった石が名産の村。硬い岩盤が迫っているためコートドールの中でも一際畑の面積が(南北に細く)少なくなっているところだ。畑のすぐ近くにまで採石場か迫っていて見るからに表土が薄そうなところ。ヴォークランの語源は痩せた土地というのも納得がいく。というかそのままという感じ。ちなみに一級畑のほうは複数形で今回のは単数形。意味の違いはあるのだろうか。ネットを見るとジャド社がドメーヌものとして出していて多くの畑を同社が持っているようだ。 前置きが長くなってしまった。以上のようなテロワールへの期待と好きなヴィンテージの2010ということで少しは期待して開けてみた。ワインは真っ当なブルゴーニュというところか。感嘆する出来栄えとまではいかないが、旨味も十分、おおらかな印象とブルゴーニュ・ピノの繊細さ。期待過多でなければそれなりにいいワインだと思う。それほど肩肘張らない落ち着いたビストロでゆっくり楽しむのに向いているだろう、と思う。
closmiyaba