2016 ヤンガラ　グルナッシュ　オールド・ヴァイン　マクラーレン・ヴェイル　サウス・オーストラリア/オーストラリア 金曜日のワイン。TGIF！ 毎年9月の第3金曜日は「国際グルナッシュの日（International Grenache Day）」。今年は、本日9月17日がその日に当たります。 昨年は、北海道を旅行中に、買い出しに行ったコンビニで奇跡的に見つけましたが、今年はデパ地下をハシゴしてゲットしました(汗) 相変わらず、日本の酒屋さんはインターナショナル・ワイン・デイに冷淡ですが、2軒目のデパ地下の方の話だと、何人か探しにいらした方もいたとのこと。 徐々にですが、変化の兆しは見えるような…。 ちなみに本日は、連れ合いと娘ちゃんが仕事で帰りが遅く、次男とサシ飯&サシ飲みです。 仕事帰りに駆け込んだスーパーで買った静岡オデン2人前にガンモやら練り物を足し、カンパチのカマの塩焼き、鶏手羽元とオクラのさっぱり煮という居酒屋メニューの晩ごはん。 グルナッシュが合う・合わないはもはや関係なく、グルグル祭りの神輿がまわります(笑) グルナッシュといえば、ローヌやラングドックの南仏勢にスペインのガルナッチャ、イタリア・サルデーニャのカンノナウと、多士済々…群雄割拠の勢力分布ですが、今年の選択はオーストラリアです。 まあ、考えあってのことではなく、2軒目に訪れたデパ地下のお店の方のオススメを素直に受け入れただけの話。 しかし、このヤンガラのグルナッシュ、なかなか魅力的です。 外観は、意外淡いガーネット。透明感があって光沢が強く、ツヤツヤした深みのある色合い。 脚の現れ方がとても美しく、粘性が強いというか、透明な生き物のような、絶え間なく予想のつかない流れ方をしています。 アルコール分表示は14.5%。ああ、やっぱりね…という度数です。 グラスからは、控えめながら、大きな赤くて黒いバラの花の香り。 ブラックチェリーやラズベリー、オレンジピールなどの果実香に加えて、ブラックペッパー的なスパイスのニュアンス。 微かに伽羅のようなお香の香りも。 口に含むと、瑞々しいラズベリーのような果実味と豊富な酸、メリハリの効いた強烈な旨み、なめらかなタンニンの刺激、濃度はあるのにサラサラしたシルキーな口当たり。 エレガントです。 とても洗練された味わいで、余韻も軽やかで長く続きます。 本家フランスとは明らかに違いがあり、スペインのガルナッチャに似ているような気もしますが、いちばんクリソツ（失笑）なのは、同じオーストラリアのエレガント系シラーズでしょうか？ マクラーレン・ヴェイルのシラーズを何度かいただいたことがありますが、実によく似ているように思います。 このグルナッシュをブラインドで飲んだら、おそらく「オーストラリアのシラーズ」と答えそうな気がしてなりません。 そういえば、ワイナリーの名前「ヤンガラ」は、オーストラリアの原住民アボリジニの言葉で「大地より」を意味をしているそうですが、確かにこのワイン、品種特性よりは、テロワールをより多く伝えているような気がします。 ちなみに、「オールド・ヴァイン」という名前の通り、1946年に植樹された古樹のグルナッシュを使用しているそうで、スパイシーさやお香のようなニュアンスは、樹齢の影響もあるようです。 グルナッシュの日のおかげで、またひとつ、素晴らしいワインと出会うことができました(๑˃̵ᴗ˂̵)

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国際グルナッシュの日！ ….忘れてました Yangarraのグルナッシュ、美味しそうですね☆(^^)

Lara

Laraさん　3年連続でこの日を楽しむことができました٩( ᐛ )و 過去2回がスペインのガルナッチャでしたので、「国際」色も出せました(笑) オーストラリアのグルナッシュ100%をいただくのは、実は初めてでした！もっと濃厚でパンチの効いた味わいを予想していましたが、ちょっと違うタイプでしたね…。良いワイン、良いワイナリーを知ることができて良かったです♪

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