イタリア北東部はフリウリ・ベネチア・ジュリア州のDOCフリウリ・グラーヴェ、イタロ・チェスコン ピノ・グリージョ フリウーリ・グラーヴェ2018。ピノ・グリージョ100%。 DOC名のグラーヴェとは仏ボルドーのグラーブ地区同様に砂利を意味し、土壌的に水捌けの良い恵まれた土壌。 ちなみに同じ作り手さんの同じブドウで、生産地違い(ヴェネト州)ありなので注意。 色味はやや濃いめのレモンイエロー、香りはやや苦味を伴うグレープフルーツに軽く白桃、石灰の持つすっきり感。 飲み口は果実味の柔らかいアタックから、中盤の全体を覆う軽い酸味のすっきり感、そしてラストにもやっとさせない軽い苦味。全体を通してはすっきりの中にも果実味のある程よいすっきり系のレベル高い安旨ワイン。 ボトルのネックには蝶ネクタイのようにブドウの小枝が括り付けられており、見た目的にも楽しませてくれる。 裏ラベルにはアイコンでパスタ/カニ/魚がありペアリングのヒントになるが、フリウリには、DOPでプロシュット・ディ・サンダニエーレ(生ハム)があり、生ハム特有の甘い脂を、タンニンではなく程よい酸が洗い流す土地ならではのペアリングを見せてくれる。

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