Chateau Monseigneur, 2010年、セパージュはメルロー:75％、カベルネ・ソーヴィニョン:25%、ボルドー・ブライ地区(メドックの対岸)ワイン。 このシャトーは、英仏100年戦争の時に破壊され、再建の後、またフランス革命で破壊されるという、二度の苦難を乗り越えてきた歴史深いワイナリー。酸化を防ぐ為、ブドウの収穫は夜間に実施、醸しから乳酸醗酵まで全て低温で行っているそう。 フランス評価誌"ギッド・ アシェット誌"の2015年版で、全ボルドー1335本の中、わずか9本しか選ばれなかった満点3つ星&最高賞を、ムートンやラトゥール、ラフィット等とともに受賞したシンデレラワイン。 黒に近い深いガーネット色、アロマは微かなスミレとプラム、そして片隅に菩提樹と薔薇が咲いている印象。芳醇な黒果実と滑らかなタンニン、程よい酸が疲れた身体に染み渡る、非常に優雅なワイン。 (2日目から花開いて、モカやチョコレートのニュアンスも加わり更に美味に。+0.5点)

Yumeki