Ch. Boyd Cantenac写真(ワイン) by Morishita

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REVIEWS

ワインCh. Boyd Cantenac(2003)
評価

3.5

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
    詳細
    シチュエーション
    飲んだ日2015-01-07
    飲んだ場所
    買った日
    買った場所
    購入単位
    価格帯
    価格
    インポーター

    COMMENTS

    Morishita

    まだまだ若さが残る、もう少し置いた方が良いが、適度な荒々しさを楽しんだ No.96 Chateau Boyd-Cantenac 2003 1754年にアイルランド出身の羊毛商人であったジャック・ボイド氏によって創設されたシャトー。マルゴー3級格付け。作付比率はカベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロー25%、カベルネ・フラン8%、プティ・ヴェルド7%。 漫画『神の雫』に2001年ヴィンテージが登場し、「仮面舞踏会の情景が浮かんでくるような」と表現されている。 アイルランドは、緑溢れる素敵な景観が印象的で、大好きな国の一つ。訪問時にはひたすらギネスビールを飲んだが、彼の国の羊毛職人を祖とするワインはどの様な味わいだろうか。 こちらも、海鮮料理屋に持ち込み。 重々しいボルドーと、刺身を合わせてみようというわけではなく、数年前より少しずつ消化している、ボルドー61大シャトーの飲み潰しの一環で、強引にこのチョイス。 併せてシャンパーニュとブルゴーニュも持ち込んでいたので、このボトルは食事が終わったころに、単独で味わうとの意図で。 黒味のしっかりした紫色だが、10年の熟成を経て、グラスの底はギリギリ見えるくらいに色素のカドは若干取れている様に感じる。 荒々しい果実味が柔らかくなり始めるか、始めないかの間にある。 タンニンはまだまだ力強いが、マルゴーらしくエレガントに纏まっており、好感度の高いワイン。 勿論、造り手、品種組成、岸(ボルドー左岸、右岸)が違うので乱暴な比較にはなるが、先日、1998年ヴィンテージのサンテミリオン(Chateau Cure-Bon)を飲んだ際には、色調はエッジが茶色を帯びて、土、なめし皮などの熟成香が立ち上がっていたのに対し、こちらはまだまだ元気。 個人的には少々のカドが残っているワインの方が個性を活き活きと感じられて好んで飲むが、サンテミリオン16年熟成だともう少し若くても美味しく飲めそう、ボルドー(マルゴー)12年熟成だと十分楽しく飲めるがちょっと若いかな、といった感触。 自分のヴィンテージ・ストライクゾーンを見つけることもまた、ワインの楽しみの一つ。

    Morishita

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