イタリア中部のマルケ州、ヴェレノージ ロッジョ・デル・フィラーレ2019。モンテプルチアーノ70%、サンジョベーゼ30%。 色味は赤みを帯びたガーネット、香りはブルーベリーのバランスにプルーンのニュアンス、干し草、グローブのスパイス香、チョコレート、バニラ。 飲み口は厚みある口当たり、軽く熟した感のあるふくよかな果実味にバランスよい爽やかな酸味、きめ細やかなタンニン。 強い陽の光を連想させる果実味に、からりとした乾燥したイメージの干し草とスパイスで、大きな夕日のような哀愁と親しみのある美味いワインで、個人的もに好きなワイン。 2019からエチケットが変わったのと、おそらくは蔵出しの価格が高くなったのとユーロ高で、過去の3,000円台でめちゃ旨ワインが、今や6,000円前後のめちゃ旨ワイン。間違いなく美味いが、やや手が出しづらい価格帯に推移してしまったのが泣き所。 ちなみにボトルが分厚く、重さはボトルのみで1.2㎏と並のワインボトルの3倍、重さだけならシャア専用ワインボトル。

TKR