ソノマ・カウンティ北部、ジンファンデルの里とでもいうべきドライ・クリーク・ヴァレーにあるのがペドロンチェリ・ワイナリー。 ワインは、一言でいえばコスト・パフォーマンスに優れた素直な味わいのもの、ということができます。 全体にぶどう品種本来の持ち味が生かされていて、カリフォルニア・ワインでは珍しい全く樽をかけないアイテム等も発表しています。 そしていたずらにプレミアム・キュヴェ等はつくらず、日常気軽に愉しめる、安定した酒質のワインの生産に専念しています。 そ んなペドロンチェリのご自慢は、初代ジョンがワイナリーを設立したときに購入した区画に植えられていたジンファンデル。 植え付けは前世紀の初頭、樹齢 100年前後という超ヴィエーユ・ヴィーニュで、同社を代表する銘柄のひとつジンファンデル・マザー・クローンはこのぶどう樹からのクローンによるものな のです。 そしてジンファンデルを始め、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルド ネ、ソーヴィニョン・ブラン等々、が植えられている自社畑は小高い丘の斜面にあり、見るからに立地のよさを窺わせますが、生産量の全てはまかなえず、古くから付き合いのある農場のぶどうも用いて生産をおこなっています。 多品種のぶどうから安定した幅広いワインを生むペドロンチェリ。 カリフォルニア、いやアメリカの良心が感じられるワイナリーです。 ワッシーズ試飲会。 濃い色合い。 スパイス感があり、かなり濃厚に感じる。 タンニンは強い。

WINE NINJA