目を閉じると広がる葡萄畑の丘。気持ちがいいほど突き抜ける青空。人工的な音も感じない場所。全くどこの土地かはわからない。 飲み慣れていないボルドーの高級ワインと言われれば素直に信じてしまうと思う。ナパと言われて、オーパスとの明確な違いもわからないけれど、それに匹敵する、いやこっちの方が美味いかもしれない。 黒と赤のベリー、ミント、土のニュアンス、力強いボディ、シルキーなタンニン、後から鼻腔に抜ける残り香もエレガント。これは美味しいワインを頂戴しました(^^)

masa44だ

ブクマ、ブクマ！(^^)

kazu2323☆

masa44さま エイブリューはカリフォルニアを代表するカリスマ葡萄栽培家で、多くのカルトワインの畑の管理・コンサルタントをされています。オーパスとはスタイルが違いますが、長期熟成型で素晴らしいカベルネだと思います。ヴィンテージは何年でしたでしょうか？

Marcassin

kazuさん、是非ぜひ(^^)

masa44だ

Marcassinさん、ありがとうございます。さすがの幅広い知識と情報量！勉強になります。99で、熟成も感じられました。しかしもっと長期熟成できるのでしょうね。オーパスを何度も飲んでるわけではないので、飲み比べないと明確な違いを認識できないです。スタイルが違うんですね…後学のためにも、ぜひMarcassinさんの掴んでるところをお聞きできれば幸いです！ ちなみにわたしは、ナパのいいワインと聞いて、香り、テイスト、余韻、と感じて、嗚呼あの美味しいオーパスの感じ、と最初に思いました。単純にカベルネ主体の出来のいいワインという括りでしか捉えられてないのだと思います。ピノのニューワールドとか分かりやすいのを除いて、産地を当てるまでのレベルにも行ってないので、まだまだ修行が足りませんね。でもこのワインにはすごくいい経験をさせてもらったと思います(^^)

masa44だ

masa44さま masaさまのコメント最初の3行がとても良く、今のカルト・カリフォルニア・ワインを物語っていると思います。 オーパスはご存知の通りボルドーのムートンと、身売りをしてしまったモンダビとのジョイント・ベンチャーで、生産量も多く、一大プロジェクトです。オーパスはある意味いつのヴィンテージを頂いても一定の要素を確実に表現して、良い意味で可もなく不可もなく美味しいワインだと思います。マーケティングも非常に上手くブランドとして大成功です。エイブリューは栽培家としての資質でもって数々の名声を得て、その甲斐もあって自分のワイナリーを作りました。彼のワインも他のカルト・ワインも生産量は数百ケースのみで、畑の面積も自分の目の届く範囲で徹底的に健康で最高の状態の葡萄を育て上げて作る、今日の醸造学の全てを注ぎ込んで作られるワインです。オーパスの方が若干歴史は長いですが、今の所両者共ワインがヘタれることもなく、上手く熟成されていると思います。簡単に言ってしまいますとカルト系は果実の抽出感や凝縮感が多い出来だと思いますが、オーパスはボルドーと同じく多い生産量にも関わらず、あの品質を保っている事は素晴らしい事でもあると思います。後は飲み手の好みですが、この様にワインを作る事が出来るのは、やはりアメリカの凄さだと痛感致します。 今までの経験ですとカリフォルニアのワインで上手くテロワールと言うものを表現しているカベルネは、リッジのモンテ・ベロやダン(DUNN)などが私やワイン仲間での共通した好み・意見でもあります。中々この様な形では伝わり難いと思いますし、長々と失礼致しました。

Marcassin

Marcasinさん、きっとお忙しい方と思うのですが、ものすごくわかりやすいご説明をこんなに長文で丁寧に書いて頂き、感謝、感激で御座います！ものすごくわかりました(^^) 「全くハズしているぞ、君」と言われたらどうしよう…と思ってましたが、ホッとしております（笑） スタイルの違いと言うのがしっかりと理解できました。良質であることは共通していても、全く違う思想、環境の中で作られたワインですね。貴重なワインを頂けたことにも感謝しなければいけませんね。 ほんとに勉強になりました。コメントありがとうございました！(^^)

masa44だ