今夜は、ラ・スピネッタのイル・ネーロ・ディ・カサノーヴァ・ディ・ピサ・サンジョヴェーゼです。 スピネッタのワイン造りは、出来る限りその土地の伝統に近づいた、固有の味わい、個性を目指したワインを、ピエモンテとトスカーナで造り続けています。 「ワイン造りの90％は畑での仕事にある」と考えており、ブドウは最大限の注意を払って栽培。化学薬品の使用は最小限に控え、収量を抑えて（1.7〜2t/ha）栽培しているとのことです。 トスカーナのサンジョヴェーゼ100% ミディアムトーストのフレンチオークで9ヶ月、ステンレスタンクで2ヶ月静置し、6ヶ月の瓶内熟成後に出荷。 さて、いただきます。 濃いめのルビー、フレッシュさを感じる赤系果実としっかり目のオークの香り。タバコ、ホワイトペッパーのニュアンス。 アタックは豊かで複雑さが。 まとまりはまぁまぁという感じ。フレッシュな香り同様、酸味がやや強めで若々しい感じですが、単純な渋みではない、やや燻ったようなニュアンスが感じられて、これが複雑さを増しているような。 甘みがほとんどなく、少し出汁っぽさを感じた。 古びたオーセンティックバーで、黄昏れた雰囲気。 濃いめの料理とともに、スルっと空いちゃいました。

okok530