イタリア北東部のトレンティーノ＝アルト・アディジェ州、トラミン ヌスバウマー ゲヴュルツトラミネール2019をグラスで。ゲヴュルツトラミネール100%のトラミンのフラッグシップワイン。 色味はイエロー、香りは洋ナシのバランスにコリアンシードの柔らかいスパイス、干し草のニュアンス、軽くライチと白い花、石灰のミネラル感。 飲み口は中庸～やや重の口当たり、ふくよかな果実味になめらかだが綺麗に入る酸味。 ゲヴュルツトラミネールは一般的にライチやスパイスが特徴と言われるが、フローラルな中にも柔らかい東洋的なスパイス香がしっかりと香り、エキゾチックな美味いワイン。 個人的にはスパイスが前面に出てくるゲヴュルツトラミネールは初めて。よくスパイスのあるアジアン料理や、カレーに合うと言われるが、確かにこれなら合いそう。 トラミンは町の名前であり、同時に州最大の共同組合の名前。ゲヴュルツトラミネールの中にトラミンが入っている(Gewurz[trami]ner)こともあり、ゲヴュルツトラミネール発祥の地を主張している。結果、ゲヴュルツトラミネールで有名なフランスのアルザスと元祖/本家争い中。

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